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2008年12月1日 » |
ビジネスの中でネットとの相性のよいビジネスモデルのひとつはマッチングビジネスだと思う。なにかを売りたい人と買いたい人、情報を探している人と持っている人、余っている人と足りない人、そういうのを繋ぐと商売につながりやすい。そしてネットはこうした“繋ぐ”動作が得意だ。時間や場所を簡単に越えることが出来るから。
そしてネットビジネスならリアルよりも元手が少なくすむので、従来よりもニッチな分野でのマッチングビジネスも成り立ちやすい。
先日ニュースになった「パーキング・シェア」 というサービスもそんな新しいマッチングビジネスのひとつだ。パーキング・シェアとは家庭や店舗に併設の駐車場を空いている日、時間単位で貸し出すシステム。駐車場オーナーが自分の保有する駐車場の空いている日時、時間だけを登録してそれを探している人に紹介する仕組みで、料金決済にはクレジットカードを使っている。
実はこのモデルは英国でparkatmyhouse.com(パークアットマイハウス)という会社が既に手がけていたモデルだ。パークアットマイハウスは大手のカーシェアリング会社などとも連携するなど一歩先まで展開を進めている。
イギリスも都心部だと駐車場スペースが足りないのは日本と同じようなのと、例えばサッカーの競技場の周辺など特定のイベントの日だけ大挙して人が押し寄せる場所でその地域の住民がたまたま試合時間に空いている自宅の駐車場を貸したりするのに使われているそうだ。
そういえば私も昔競馬場の近くに住んでいたときに、土日になると競馬場近辺の空き地が臨時駐車場になって客引きの人が立つのをよく目にした。なるほど、あれを個人レベルで行えるのなら使ってみようかという気にもなる。
日本にもAPS・ネットより先行している類似サービスもある。軒先.comというサービスでは駐車場だけではなく普段使われていない店舗などのもったいないデッドスペースを日貸し・週貸しできる仕組みを提供している。
軒先.comの中の方に一度話しをお伺いしたところによると、商店街で営業を辞めた店舗だとか改築や地揚げのために一時的に店子に出て貰ったあとのビルで工事までの限定期間を有効活用する目的で良くシェアされるらしい。駅前商店街の一角で「期間限定!3日間限り!」とかビラを貼って、名産品だとか革製品だとか古書だとかをバーゲン的に売っているのは東京でもよく見かけるが、ああいうのの売り手の業者は行商人的に場所をどんどん変えてやっていく必要があって、これまでその場所を見つける手間が結構大変という潜在ニーズがあったらしい。
環境問題が騒がれる昨今にパーキング・シェアやもったいないスペースのシェアという考え方は結構ウケるようなきがする。そして目をこらしてみればまだまだこうしたニッチなマッチングビジネスはいろいろ考えられそうだ。
ただネットでのマッチングビジネスは、参入障壁が低いのですぐに過当競争になりやすいのとマッチング成立後の当事者同士でのトラブルにどう責任を持つかの2点は要注意ポイントだろう。
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