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2008年8月23日 » |
先日eMarketerからのメルマガで、ソーシャルネットワークのビジネスが米国で拡大中という記事が送られきた。FaceBookやLinkdInが人気がでビジネスソーシャルメディアの広告市場が今年4000万ドルにまで拡大して、これは2012年には更に4倍の2億1000万ドルにまで成長するという予測が紹介されていた。
米国は日本より人材の流動率が高くネットを使って転職活動をしたり社外人脈を作っていくのが盛んなのでこうしたビジネスマン向けのソーシャルメディアも活性化してどんどん参加者が増えている。それに応じて広告主の注目も集まって市場が拡大しているという図式らしい。
さて日本ではどうだろうか。残念ながら日本は米国ほど人材の流動率が高くなく生涯同じ会社で過ごす人がまだまだ多い。だからソーシャルメディアに自分の履歴書を載せて売り込むというニーズはまだ少ない。企業側の人材育成政策も米国よりもゼネラリスト志向が強いので、ビジネスソーシャルメディアのもうひとつの活用法である同職種同士や同一専門分野同士でのネットワークつくりという面でもイマイチ盛り上がらないようだ。
他にも、日本の組織での意思決定方式の特徴である意思決定者やそのプロセスの曖昧さ、前例主義と合議制、ボトムアップ型の稟議システム等の事情を考えると、ソーシャルメディアを使って社外人脈を培ってそれ経由で製品やサービスの売込みをかけても成功できる人は少なそうに思う。そもそも日本の大企業ではちょっと前までは取引の大半がグループなどの系列企業間で行われていたてそれ以外の入り込む隙はなかった。
個人的には日本でもビジネスソーシャルメディアがもっと発展すればよいのにと思ってはいるけど、こういう企業社会の特徴をひとつひとつ見ていくと日本ではまだまだ時間がかかりそうだという気持ちになってくる。
それでも以前よりは人材の流動性はあがっているしプロフェッショナル志向も強まってきた。系列間取引も随分減って、最近では数名しかいない創業間もないベンチャーからでも提案内容さえよければ製品やサービスを購入するケースが随分増えてきた。あと5年もすれば、こうした企業社会も結構変わるかもなぁ、なんても考えなおしてみたりもするのだが。
そういえば、デジタルガレージが提携をして日本版LinkdInを始めるというような報道が流れて既に1年近くになるがどうなったのだろう。いろいろ検討してやはり難しいなんて事になってなければ良いけども。
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