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恒例の実名ブログの定点観測結果、2008年5月分である。
オルタナティブ・ブログもイザ!(iZa)記者ブログも低調
2008年5月、オルタナティブ・ブログには新規ブロガーが2名増え、総ブロガー数は159人となった。
5月のオルタナティブ・ブログのアクティブ・ブロガー(毎月月に1回以上投稿するブロガー)は先月と変わらず78名。アクティブブロガー率の変化は、53.5%(3月)->49.7%(4月)->49.1%(5月)、月間平均投稿数は、9.57(3月)->9.41(4月)->9.23(5月)と低下傾向である。
イザ!(iZa)の記者のほうも先月にいったん上昇した継続率が50.6%と再び下降した。平均投稿数は19.52と高上昇しているが、これは一部の大量投稿を行うブロガーがいぜんとしてそのスタイルを変えない事によるもので、少数投稿のブロガーが櫛の歯が欠けるように徐々に居なくなるのと月に100通以上投稿する積極派とのコントラストがより目に付くようになった。
先月には月間の投稿数の割合別のグラフを掲載して紹介したが、大量に投稿するか少数の投稿に止めるかという投稿スタイルというのはブロガー毎にだいたい一貫していて、急に投稿を増やしたり減らしたりする人は少ないようだ。実名ブログの場合やはり評判や責任がのし掛かるし、そもそも組織や他の都合で実名ブログを書き始めるケースが多いのでブロガーが予め「毎日書く」「週に1回は書く」「暇なときにちょこちょこと」というように自分の投稿スタイルを決めておくような傾向があるのかもしれない。
阿比留記者による記者ブログに関する記事
6/1にイザ!(iZa)で2年の間記者ブログを続けて本も出版した阿比留記者による「【土・日曜日に書く】政治部・阿比留瑠比 ネット社会と格闘して思う」という記事が産経ニュースに掲載された。ブログによって記者と読者の距離が非常に近くなったという利点と共に匿名性によるネットでの攻撃性増幅傾向を憂いている。
阿比留記者も記事の最後に「試行錯誤」だと書かれているが、確かにイザ!(iZa)の記者ブログは、大マスコミに所属する記者が実名でしかも会社の用意した会社のロゴの入った場に各自の思う事を書く、という前例の無い実験だ。
記者ブログには、毎回長文を書く人も“ほんとに記者かよ”と思うような内容を書く人も(わざと?)素人みたいな写真を載せるカメラマンもいる。それぞれが思い思いにいろんなことを試して、読者から直接得た反応を糧に次に記事を書くというのを繰り返しているのは実はこの先に待ち受けるマスコミ受難な時代には大きく効いてくるのではないか。
大手メディアでこうした実験をやっているのは、今のところ産経新聞だけだが、この先メディアがネットの中で生きて行くには、こうした実験の結果で得たスキルやノウハウも差別化要因のひとつになるだろう。そしてこうしたスキルやノウハウは、記者だけでなくネットワークに接して仕事をやる人全員が身につけたほうが良いものだと私は思っている。
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