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Boxes And Arrowsに「Search Behavior Patterns」という記事が載っていた。以前に紹介したように、我々はビジネスシーンでの情報探索のパターンを「さがす目的」と「さがす場所や手段」という2つの軸で計4つに分類しているが、この記事では我々とはまた違った着眼点で分析しているようなので簡単に内容を紹介。
この記事では、まずユーザが検索行動を行う場合に影響する要素を6つ挙げていた。
1.個人の専門知識
ユーザ自身が検索している内容についてどのぐらい知っているかということが検索行動に大きく影響する。自分の専門外の分野について検索する場合とよく知っている分野では行動が異なる。
2.検索の熟練度
検索エンジンの動作についての熟練度。但しこれは重要ではない。検索エンジンの利用テクニックが未熟でもその検索対象分野に関する知識が豊富であればうまく検索できる場合もあるし、逆にコンピュータマニアなら、よく知らない分野について難しい検索をこなすこともある。
3.認識パターン
ユーザが新しい情報をどのように理解するかのスタイルよっても変わる。Nigel Fordらによると、ユーザの認識パターンはグローバル指向と分析指向の両極のどこかに位置するとされている。
- グローバル指向(Global thinker)の人は、最初に関係事項に関する広い理解を構築しようとする
- 分析指向(Analytical thinker)の人は、ひとつの事項に的をしぼって、特定の目的を解決するために深く調べようとする
ほとんどの人は、この両方のスタイルを使い分けながら検索行動を実施するそうだ。
4.ゴールパターン
検索のゴールの設定の仕方によって検索条件が変わる。Andrei Broderは「A Taxonomy of Web Search」の中でゴールパターンを3つに分けている。
- ナビゲーション検索:特定の場所の特定のもの(例えばイントラネットの勤怠管理の処理画面)に到達することが目的の検索
- 情報検索:特定のトピック(例えば福利厚生に関する情報)に関するあらゆるドキュメントを探すタイプの検索
- トランザクション検索:ユーザが何か特定の作業を完了(例えば福利厚生のコースの変更を意志決定する)させるために情報を集めるような検索
5.検索のモード
自分が探そうとしているものが何であるかをユーザ自身が理解しているかどうかで検索行動は変わる。自分が何を必要としていてそれが何かをしっかり判っているモードから、自分が見つけたいもののコンセプトを漠然と知っていてなんとなく検索しているというモードまである。Marcia Batesはこうした不確かなニーズでの検索の際にユーザが「ベリー摘みモデル」のように振る舞うと指摘している。
6.状況に応じた行動特性
検索行動は、同じタスクを与えられたユーザでも、その時点でのプレッシャーの度合いや作業の経緯、気分、雰囲気などによって変わる。例えば、締め切りが近づいているユーザと、あまり興味がない内容をなんとなく見ているユーザと比べれば、検索の仕方は大きく違う。いい気分なのか、疲れていないか、お金稼ぎのためにやっているか、特別な使命を感じているかなどによって、検索の仕方は変わってくる。
元記事ではこのあとに、この結果としてみられる具体的な検索行動パターンを挙げて、それぞれについての支援方法のアイデアを提示しているのだが、長くなったのでこの続きは明日に。
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