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2007年10月23日 » |
PFUがこの秋に出したスキャナーの新製品「ScanSnap 300」。世界最小のうたい文句とタレントのルー大柴さんを起用した広告が新聞各紙を賑わせていて好評のようだ。確かにスキャナーが小さくなって持ち運びが出来るようになるといろいろ便利そうだ。営業が顧客からもらう申込書類なんか、場合によっては複写式を辞めてしまってその場でスキャナーで読んでしまって原本は返却してしまうなんて業務改革に使えそうだと思って注目している。
実は私自信このScanSnap(型は2~3世代前)とその付属ソフトの数年来のユーザである。会社での名刺管理にこのセットを使って日々受け取り溜まっていく名刺をデータベース化している。その一ユーザーとしてこのスキャナーとOCRソフトを使って名刺管理していて、細かい面でひとつ不満があるのでちょっとここで書いてみる。
私は受け取った名刺の右上の隅に必ず日付とその人に会ったきっかけを書き込むようにしているのだが、この手書きメモを書き込んだ名刺を読み込ませると、OCRソフトが手書き文字の部分を勝手に認識してしまいその修正の為の二度手間の作業が発生するのだ。付属の名刺管理ソフト「名刺ファイリングOCR」は優秀で、名刺のレイアウトなどから会社名とか部署や氏名を自動判別して、そのフィールドへ認識結果を入れてくれるのだが、この時会社名のフィールドに手書きの文字分の謎の文字列が入ってしまうのだ。
こういった要望を聞くと、きっと開発者側の普通の発想だとOCRでの認字成功率を上げるほうへ意識が行くので、手書き文字を判別して読み飛ばすとか、手書き文字も正しくOCR認識できるようにしようとかいう発想になると思う。
でも今回の場合、もっと簡単に解決できる方法がある。名刺の右上横2.5cm、縦1.5cmの四角のエリアはOCR認識処理時に対象外とするオプションをつければ済むと思うのだ。人によっては左上や右下にメモを書く人もいるのでエリアの場所と大きさは随時変更できればなお便利だ。
多分OCRソフトは名刺全面をスキャンしていると思うが、そのスキャン対象を意図的に減らすのだ。認字成功率を上げる研究や作業よりはずっと楽に実現できると思う。
最近読んだ本である「ブルー・オーシャン戦略」には、経営戦略や製品開発などで良く採られる「増やす」「付け加える」アプローチだけでなく、時には「減らす」「取り除く」アプローチでブレイクスルーが起こせるというような内容が書いてあった。だから最近これに絡めてブレストをすることが多い。確かにアイデアや発想に行き詰まったら、思い切って「減らす」「取り除く」ほうを考えると案外面白いことに気づくことが結構ある。
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