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#今日はお盆で私は夏休みなので、仕事と本ブログのテーマにまったく関係ないことを書かせていただきます。

 プロ野球でガトームソン選手が薬物疑惑で警告を受けたというニュースを見て、ちょっとあまりにも球団の役員の意識の低いのと無責任さに腹が立った。薬物は禁止と決まっているのだから当然今回も事の責任は本人に一番にある。が、このケースでは事前に球団に利用薬品が書類として提出されていたのにも関わらず、これを球団側が連盟に照会するのを忘れていただとか、そのときのトレーナーには連絡が取れ無いだとか、ちょっとふざけているにもほどがある。(但し、今回のガトームソン選手については前に所属していた球団から本人に注意があったという話もありこの面では本人の意識も若干疑われるが)

 ちなみに私も競技ダンスの現役時代の最後のほうでドーピングチェックが導入されて経験したからたまたま知っているが、スポーツの世界での選手のドーピング対策って基本的には全部選手個人まかせなのだ。確かにJOCや日本体育協会は教科書や簡単な資料を作って簡単な講習会をやってはくれる。でもそういった資料には禁止薬物リストはあっても結局どんな薬や食べ物がOKで何が駄目かは具体的には書いてない。禁止対象薬物はスポーツの種目(競技団体)によって違うから仕方がないことでもあるのだが。
 で、後は選手が全部自分で管理する仕組みになっている。そんなの気をつければ良いだけでしょと思った人、甘い。今のドーピングチェックは厳しくて風邪薬はもちろん人によっては、コーヒーを沢山飲んだだけでもカフェインの反応が出てしまうことがある。ユンケルなどの市販のドリンク剤もたいていはアウトだ(だからたぶんイチロー選手はユンケルのCMに出ていてもユンケルは飲んでないはず)
 で、これを普段の生活で自分で気をつけるってのが大変に気を使う。普段はまあ良い。でも一旦体調を崩したり風邪でも引いたら大変。薬局に行って市販の薬を買おうにも禁止薬物の入っていない薬を買わないといけない。でも薬局の店員さんはそんなの知らないから自分でシロの薬を調べることになる。病院に行ったら必ず先生や調剤室の前でドーピングチェックの話をしないといけない。ところがドーピングに引っかからない薬と言われてもそれに即座に反応できる病院や医者なんて非常に少ないのだ。だから一番の対策は薬を一切飲まないということになるのだが、そうはいってもどうしても薬が欲しいときもある。

 そんな時に、唯一信頼して相談できるのが、連盟の相談窓口や専門の医師で、プロ野球やサッカーなら所属チームのチームドクターや役員も選手にとってはそれに類するポジションになるはずだ。そしてその為に事前の届出制度とか照会制度というモノもあるはずなのにそれを運用する側が手抜きしてどうする!サッカーの我那覇選手の件も同じように思う。担当の医師は事前にリーグに照会し手続きを確認しきちんと第3者のチェックを受ける暇が無かったのか?食欲不振だというなら症状は数日にわたって出ていたはずで時間的余裕はあったはずだ。現場の専門家の判断を尊重しろ、と言うからにはまずは専門家としての自覚とプロ意識を持てと言いたい。

 あと、スポーツの世界では組織や全体の運営はどうしてもOBやその道の専任の人に任さざるを得ないのだが、なぜかこういう運営側の人の運営としてのプロ意識は非常に低い。昔は現役でプロフェッショナル意識を強く持っていた人も引退して一線を引くととたんに、いろんなことをなあなあですませようとしたりする。
 特に今回のプロ野球の場合がそうだが、そもそもドーピングにどこまで取り組みかは各競技団体毎に決める権限があって、その中でプロ野球もこれからはドーピング対策を強化しましょうと自分たちがドーピング導入をルールとして決めたのだ。だからそのルールにそって確実に運営するべきだしその為の体制を作るべきだ。というかプロ野球の連盟は各球団から代表が出て構成しているのだから、そもそも自分で運用できないルールならはじめから決めるなと言いたい。ドーピング問題を始めとしてこうしたルール違反による最終的な処分は選手に下され、一番の被害を受けるのは選手だ。だから選手自身が慎重かつ自覚を持ってという発言は真っ当だが、それを言う時に運営側も自分の胸に手をあてて良く考えて欲しい。

 組織の上部に所属する人間は、自分たちのルールを自ら決めることができる。その場合にそのルールに従って細かく行動しないといけなくなるのは末端の構成員だ。そうして下を縛るからには、上部の人間もプロフェッショナル意識を強く持って欲しいものだ。

(注)上記のドーピングに関する記述は、私の3年ほど前の過去の経験に基づいた古いモノであり、もしかすると最近は事情が若干異なっている可能性があることは補記しておきます。

yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

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