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 今月はちょっと遅くなってしまったが恒例の実名ブログの投稿数や継続率の定点観測結果をここでご報告しておく。
 先月(2006年12月)の目立った動きとしては、イザ!(iZa)のほうで専門家ブログという新たな実名ブログが始まったことであろう。イザ!(iZa)によると専門家ブログとは、生活や仕事、趣味に関する専門家による、How To情報やトレンド情報が満載のブログということで23名の各分野のスペシャリストのブログが12月6日から公開されている。面白いのは、専門家の中にはもともとイザ!(iZa)で一般ブロガーとして参加していた人も何人か含まれるということ。もともと編集部の知り合いだったのか、それともたまたま一般ブロガーであった人の中から適任者を発見して専門家として推薦したのか、どちらかは定かではないがこれは面白い動きだと思う。一般のブログ界では著名人ブロガーの囲い込みという動きがでているそうだし、確か百式の田口さんは今年(2007年)の注目キーワードに「ブロガーズネットワーク」をあげていた。これらも2007年の実名ブログ界へ影響を与えそうだ。

 さて本題の投稿数と継続率などの数値的定点観測データであるが、オルタナティブ・ブログ、イザ!(iZa)記者ブログともに12月は別エントリー「実名ブログはワルツのしらべにのって♪」で予測したとおりの動きになった。オルタナティブ・ブログでのアクティブ・ブロガー率(月に1回以上投稿するブロガー)は、先月の62.9%から67%へ回復、記者ブログも77.0%から79.7%へとアップした。但し年末ということもあって1ヶ月あたりの平均投稿件数は、オルタナティブ・ブログで9.6、記者ブログでは11.36(補正後10.33)と両者とも減少した。
 実名ブログでは3ヶ月おきに周期が繰り返されるという過去の傾向から予測すると、2007年1月のアクティブ・ブロガー率は、オルタナティブ・ブログはさらにアップして70%近くへアップ、記者ブログは再度下降して75%くらいになるはずである。もっともガートナーの予測によるとブログ・コミュニティへの投稿数のピークは今年2007年前半に来るということらしいので、このリズムが変化しないとも限らない。

200612graph1  最後にその他のデータ分析結果であるが、今回はオルタナティブ・ブログにおける投稿数とアクセス数ランキングの関係の分析結果を報告したい。オルタナティブ・ブログでは、毎月前月のアクセス数を元にTOP30ブロガー(2006年10月まではTOP20)が発表される。このランキングの順位とブログの投稿数との相関関係を散布図グラフにしたものが左の図である。
200612graph2  また投稿数とランキング順位の相関係数もEXCELで計算して2006年7月からの半年間の推移としてグラフ化してみた。投稿数を多い順に並び替えた投稿数ランキングとアクセス数ランキングとの相関も見てみたが、基本的には投稿数と投稿数ランキングが深い相関を持つため同じような傾向になっている。オルタナティブ・ブログにおいては、一時期投稿数とランキングの相関は薄れる傾向にあったのだがこのところ持ち直してきている傾向がよく分かる。特に2006年11月にTOP30になってからは相関はあがっている。上位だけでなくより下位まで分析をするとより相関があがるという傾向から言って、「良く更新されるブログほど良く閲覧される」という定説は基本的には正しいと言って良いだろう。

yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

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