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メディア・パブの「参加型ニュースサイトも一極集中へ」というエントリーで引用されて知ったのだが、90:9:1という法則がちゃんとあるそうだ。Jakob Nielsen's Alertboxの“Participation Inequality: Encouraging More Users to Contribute”に非常に面白い記事があったので私も便乗。
この記事によると、ニュースグループなどのユーザ参加型メディアではROM9割に対してRAMが1割そしてRAMのさらに1割(全体の1%)が非常に活発に投稿を行うという法則があるとのこと。ちなみにブログの場合はこの比率がさらに低下して95:5:0.1になり、ウィキペディアでは99.8:0.2:0.003となるそうだ。
この記事の後半では参加型メディアが持つこういった参加者の偏在が引き起こす副作用と参加率の向上の為のいくつかの施策も提示してあるので興味のある人は参考すると良いかも。
たしか日本における同種の統計としては「ネットワーキング・コミュニティ」(1997:池田謙一著)に、パソコン通信(ニフティサーブ)におけるフォーラム内での発言する人と読むだけの人の割合は1:81:7という数字があったはず。若干古いデータではあるがこの記事に比較するとちょっとだけ高い。そして最近のSNSを見ていると日記を書いている人の割合はもっと高そうだ。これは日本の国民性によるものなのか、パソコン通信やSNSはニュースグループなどに比較するとややクローズなことによるものなのか。きっと今年度の後半あたりには研究論文などでSNS上の日記執筆率なども出てくると思うので、是非それらの数字ともあわせて分析してみたい。
===2006/10/17「ネットワーキング・コミュニティ」を読み直し確認したところ「だいたい全参加者の8分の1程度にすぎない」とあり、ここから割合を1:7に修正
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