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2006年5月10日 » |
営業に回っていると時々ナレッジマネジメントを永年検討している企業に出会う。{注意して欲しいのは“永年取り組んでいる”のではなく“永年検討している”のである。}
野中先生の本の研究から始めて、一時期の検索エンジンブームやイントラネットの普及にあわせていろんなベンダーをよんで話を聞きデモンストレーションを見て、最近は社内ブログや企業内SNSについて検討する、そんな企業もあるようだ。私ではないが私の同僚の経験では、プロジェクトチームが検討をもう5年以上続けている会社にあったことがあるらしい。
そしてそういう会社にシステム等の現状を聞くと、「グループウェアは入っています」「データベースがいくつかあって、各部署がそれぞれ適当に活用しています」程度であることもまた多い・・・
なぜ、こういうことが起こるのだろうか?「ナレッジマネジメント」という言葉は既に世の中にかなり浸透してきた。しかし「ナレッジマネジメント」という概念はやはり抽象的である。だからこの抽象的なことを良く知ろうとしていろいろ勉強や検討をするのだろうが、なぜかその際に「ナレッジマネジメント」を知ることが目的になっている人が多いのではないだろうか?
私の立場でこういう発言をするといささかマズイのかもしれないが、多くの経営手法がそうであるように「ナレッジマネジメント」という手法もまた、たまたま上手くいった経営手法を後から分析して分類し括りになるタイトルをつけたらそういう名前になっただけではないかと思っている。だから「ナレッジマネジメント」という抽象的な言葉をいくら突き詰めてみても意味はあまりないと思うのだが・・・
これから「ナレッジマネジメント」に取り組む人々には、
ある程度まで調べて勉強したら、とりあえず自社に当てはまりそうな範囲や自分たちで出来ることを試行してから、それをまた「ナレッジマネジメント」的に分析する
というやり方もあることを知っておいていただきたい。
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