村上福之の「ネットとケータイと俺様」:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 村上福之の「ネットとケータイと俺様」

ロスジェネ彼女無しダメ人間がネットとケータイについてブログを書いたりします。

« 2009年10月20日

2009年11月8日の投稿

2009年11月11日 »

ゴールドマンサックスのサイトにレポートのpdfファイルがいっぱいあるので、もぐもぐと読んでいて、悲しくなってきた。ここ1年の彼らが発表し続けてきた文書を読む限り、彼らにとっては日本は、もう、重要な投資対象ではないようだ。

Img_industrial_damage
産業界のダメージ。一番右端でグラフを下に伸ばしきっているのが日本。ピックアップしてる国が悪いのか、それともこれが真実なのかはわからない。個人的には、米国は、このグラフより、もっと悪い気がする。

Img_2050
2050年の予想GDP。日本はターキー以下だそうだ。もっというと、中国とブラジルにはるか後塵を配し、メキシコやインドネシアにも負けてしまうそうだ。これが本当なら、フィリピン人の娘っ子が日本のフィリピンバーで出稼ぎ(ジャパユキ)に行くように、日本人の若い娘っ子が、中国のキャバクラで出稼ぎで働く日が近いのかもしれない。

「あたし、高校卒業したら、中国かメキシコにいくんだ...。」みたいな状況をこのグラフは描いている。

このグラフの日本の凋落とインドの躍進がすごい。ここまでGDPが違うとインドと日本の立場が逆転しそうだ。
つまり、ぼくらがインドに行くと、日本人観光客に物乞いがいっぱい来て、何度も「ノーサンキュー」と言っても欲しくも無い手作りインド製アクセサリーを売りつけに来たりしていたが、それが逆転すると言うことだ。
2050年には、年金がもらえなくなって、貧困のどん底にいる、ぼくらロスジェネニートが、日本にやってきたインド人観光客に、物乞いをしたり、何度も「ノーサンキュー」と言われながら、欲しくも無いフィギュアやアニメDVDを売りつけていたりするのかもしれない。想像したくない。

Img_gs_gdp_real_grouth
GDP成長率。いちばん下のダメな子が日本。どう見ても日本がダメなように見える。

Img_exposure
今後、エクスポージャを増やす予定の国のアンケート。グラフがいちばん、ちっこい子が日本。米国が多いのは米国で取ったアンケートだから仕方が無い。要するに、このグラフが言いたいのは日本なんかに積極的に投資したくねーよということだ。

前政権がアテにしていたクール・ジャパンのアニメやマンガもかなりダメになってきたようだし、正直、彼らの扱いを見る限り、日本は今後、経済大国のポジションを保持していないことを前提で考えているように思う。

これらのグラフはひとつのレポートや一人のアナリストから取ったものではなく、ここ1年のGSのいろんなレポートから抜き出したものだ。これが、数字がたたき出した真実なのか、それともGSの営業上の数字なのかは、はたまた、GSにたまたま反日な人が多かったのかは、皆さんの判断にまかせます。

まぁ、所詮、ゴールドマンサックスだし、適当に聞き流しておくのがいいかもしれない。もちろん、GSが世界にリリースしてるレポートなので、世界中の投資家への影響は少なくないのも事実だ。ここ2年のGSのレポートは、日本への投資モチベーションは下がる内容ばかりだからだ。

しかし、そうであっても、数年後に「やっぱり、日本に投資しておけばよかった!」と言われるように、なってほしいと、僕は思う。



はてぶがついたので、まじめな個人的見解

すいません。この記事は、前半の妄想は釣りで、後半が本音です。

これらがGSのBRICs営業記事というのは、分かるんです。2050年なんか知ったこっちゃないんです。このレポートを書いた人は2050年にはGS辞めてますから。ぶっちゃけ、投資銀行の予想レポートなんか当たるわけが無いのですが、腐ってもGSなので、レポートの中身が嘘八百でも、リアルにカネが動いてしまうということなのです。日本なんか行ったこともない世界の多くの人が、これをソースに投資への影響があるから怖いのです。

つまり、この情報がうそであれ、本当であれ、こういう情報が流されると、機関投資家での影響がとても大きいということです。

思い出してください。GSがBRICsというワンフレーズをバズった結果、実態がどうあれ、それらの国に資金がすごい動いたのをご存知かと思います。また、オライリーがWeb2.0すごい!というと、実態がどうあれ、売り上げの無いWebサイトに無茶苦茶カネが動いたじゃないですか。同様に、GSが日本ダメだと言うと、実態がどうあれ、資金を引き上げる投資家もいるわけです。このレポートが東スポの記事でしたら、なんの効力も無いですが、腐ってもGSなので、出資審査の資料として、効力があるということなのです。

「逆張りだ」とかはてブで言っている人がおられますが、個人ならそれでいいと思います。しかし、あなたが、投資会社の社員だとして、想像してみてください。会社員としてカネを出すとしたら、審査や稟議が通りやすくて、上司に説明しやすいのは、中国か日本のどっちでしょう?失敗して損失を出しても「GSのレポートが言ってたから」といういいわけセーフティーネットもあります。会社員として大事ですね!

GSみたいにある程度影響力があるところが「日本だめぽ」と言うことの方が問題なのです。

日本のマーケットや会社が日本人のカネだけで、回っていたら問題ないのですが、残念ながら、ソニーであれ、キャノンであれ、多くの会社が日本人じゃない人のお金が3割以上ぶっこまれて、それが給料になり、税金になっていることをご理解ください。

むらかみ ふくゆき

« 2009年10月20日

2009年11月8日の投稿

2009年11月11日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

村上 福之

村上 福之

株式会社クレイジーワークス、代表取締役 総裁。
ケータイを中心としたソリューションとシステム開発会社を運営。得意なことは空気を読まない発言。苦手なものは人付き合い。
休日は会う人がいないので、一日ネットをして過ごし、ブログなどで「死にたい」などを連発する優雅でセレブな休日をすごす。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
fukuyuki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ