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 「広告用音楽を作ってみた」というエントリーで、PRIMAを使って動画広告の音楽を作った話を書きましたが、クリプトンから正式に発売されることが発表されました

 市場予想価格は2万6250円前後ということで、必要な音素数を考えればリーズナブルではないでしょうか。1Gバイトものアプリケーションを英国サイトからダウンロードするのは非常にリスキーなので、安心してパッケージで買えるのはイイですね。

 英語の単語をそのまま流し込めるというのは、それだけでうれしいものです。GENパラメータをいじることで、初音ミクにやや近い声色にすることもできるようです(まだ試行錯誤中ですが)。

 このソフトは、ほかのVOCALOID 2と同じくCrossOver Macで動作します(確認済み)なので、Macユーザーも安心してお買い求めください。アクティベーションの文字化けも同様ですが、デフォルトのボタンのところでENTERキーを押していればOKです。

 PRIMAを使った作品例は、2月25日に某所で公開される予定です。ひどいって石投げないでね。

koya

 初音ミクのデビュー時のエピソードは、レコード会社のデッカがオーディションでビートルズを蹴ってしまったという話に似てますね。

 EMI(パーロフォン)で、ジョージ・マーティン同席のオーディションを受ける前、ビートルズはデッカのオーディションを受けたのですが、「流行の音楽ではない」と冷たくあしらわれた、という、非常に有名な話です。

 同じようなことが、初音ミクでも起きていたようです。

 岡田記者渾身の現地取材記事の2回目

クリプトン・フューチャー・メディアに聞く(2):「初音ミク」ができるまで

 この記事の中に、クリプトン佐々木(wat)氏のコメントとして、こんなくだりがありました。

“萌え”キャラ要素を持った「初音ミク」は、業界からは黙殺された。「DTM業界で最も権威のある雑誌の担当者にファーストインプレッションで苦笑され『紹介はできませんね』と断られた」(佐々木さん)

 これは、おそらくあの雑誌だろうな、というのは容易に想像がつきます。長年読んでいる雑誌なので。本来ならばDTMを支えてきた出版社なのだから別冊や特集の1つも用意すべきところが、いくら読んでも出てこない。これはあきらかに異常。なにか大きな問題でもあったのかと思ってましたが……。

 その理由はこんなところにあったのですね。

 デッカの担当者は、ビートルズを逃したことでクビになったそうですが、その某出版社の担当はどういう評価を受けたのでしょうか? もしも自分がその担当だったらそのときどう判断したのか、ということも含めて非常に気になります。

 もちろん、ジョージ・マーティンとEMIは、DTMマガジン、ということになるのでしょう。

関連記事:
クリプトン・フューチャー・メディアに聞く(2):「初音ミク」ができるまで
クリプトン・フューチャー・メディアに聞く(1):「音の同人だった」——「初音ミク」生んだクリプトンの軌跡

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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