CloseBox and OpenPod:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) CloseBox and OpenPod

Mac、iPhone、iPod、VOCALOID、DTM、楽器、各種ガジェット、自転車、メディアなどの情報・雑感などなど

« 2007年3月1日

2007年3月2日の投稿

2007年3月3日 »

 「ギタリストのためのiPod」こと、TASCAMのMP-GT1の実機インプレッション2回目は、「実際にギターでゆっくり弾いてみる」です。

 まず、通常のプレイバックから。プレイするには、楽曲のファイルブラウザであるBROWSEボタンを押して、ホイールとENTERボタン、そしてMENUボタンを使って曲を選んでいきます。ホイールはスクロールとして使われます。1つ上の階層に戻るときには、MENUボタンではなく、DOSや古いWindowsアプリでよくある、「1階層戻る」アイコンのところまでいってからENTERを押す仕組み。これがちょっと分かりにくかった。

 そこでENTERを押すと、ADD LISTとCANCELという項目が出てくるので、ADD LISTとすると、PLAYLISTに追加されます。そうすると、BROWSEしなくても、PLAYLISTから楽曲を選べるというわけ。

 再生は、PLAYMODEで指定すれば、全ファイル、フォルダ内全部、PLAYLISTの3つのオプションから選ぶことができるのですが、ここではPLAYLISTにしてみます。

 では次に、エフェクターを選びましょう。

 FXというボタンを押すと、いくつかのプリセットからエフェクトの組み合わせを選ぶことができます。ディストーション系が15、オーバードライブ系が18、コンプレッサー系が18、フランジャーが2、フェイザーが2、エキサイターが2、コーラスが2、トレモロが2、ビブラートが2、オートワウが2、ピッチシフトが2、リバーブが1、ディレイが1、最後にスルー(エフェクトなし)が1つとなっています。

 それぞれのエフェクトは数値設定も可能なので、より細かいサウンドコントロールも可能です。画面が大きくてボタンやホイールがある分、へたなマルチエフェクターよりも手軽に音色を選ぶことができます。これからはほとんどこれで済ませちゃうかも。

 そして、再生方法を選びます。これは、前回説明したように、MENUボタンから、PB CONTROLというモードを選びます。

 VSAは常にオンにしておいて、速度とピッチをいじることになると思います。通常よりも速いスピードで、というのは速弾き練習以外ではあまりないと思うので、TEMPOの数値をマイナスも設定することになるでしょう。数値がマイナス方向に大きくなると、時間がストレッチされ、ゆっくりと再生されます。ただし、VSAがオンになっていれば音程は変わりません。

Pbcontrol

 逆に、ピッチをいじりたい場合にはKEYとFINE TUNEを使って変更します。KEYは半音単位で、FINE TUNEはさらに細かい単位で再生用楽曲に合わせると便利です。

 もう1つ、GUITAR CANCELという機能もあるのですが、その紹介は次回にして、再生のコントロールについて不満な点を2つほど。

 まず、もったいないなあ、と思うのが、せっかくのホイール機能が、楽曲の再生、ギタープレイ時にはまったく使われていないこと。曲の早送りや巻き戻しには専用ボタンを使うだけなのです。ここでこそホイールがあると便利なのに……。

 もう1つは、さきほどのPB CONTROL機能が、楽曲1つ1つに対して個別に設定できるといいのですが、そうではなさそうなところ。FXのエフェクトセットもこれと連動するといいと思います。

 もしもエフェクト設定がプレイリストに登録された曲と連動するなら、手軽なサウンドエフェクトコンフィギュレーション用ツールとしても使えますよね。

 昨日はこれで、“Let It Be”と“While My Guitar Gently Weeps”を練習してみました。テンポを落として再生すると、フレーズの細かいニュアンスがわかっていいです。

 特定フレーズのリピート再生は、LOOPボタンとI/Oボタンで非常に手軽にできます。I/Oを一度押すとスタート地点が指定され、二度目に押すと、ストップ地点を指定、これでループ再生されます。LOOPボタンを押すと、スタート地点から再生されるという仕組みです。

 さきほど、ビートルズのオフィシャルとされる全曲、合計710Mバイトを転送しました。これとギター(と電源)さえあれば、孤島でもオッケーかな。

関連記事:
ギタリストのためのMP3プレーヤー「MP-GT1」を試す(その3)
ギタリストのためのMP3プレーヤー「MP-GT1」を試す(その1)
ギター小僧はiPodじゃなくて、これを買え:MP-GT1

関連リンク:
製品紹介ページ
TASCAM MP-GT1発売前使用レビュー[音楽生活]

追記:トラックバックをいただいた「音楽生活」さんに、発売直前レビューが載っています。こちらもどうぞ。

koya

« 2007年3月1日

2007年3月2日の投稿

2007年3月3日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年2月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28    
closebox
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ