『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2010年12月27日

2010年12月28日の投稿

2010年12月29日 »

2010年は、スマートグリッドが注目された年でもありました。

スマートグリッドの進化系「電気銀行」構想(2010.1.11)」では、電気自動車(EV)の利用、家庭では家電製品などの電力消費と太陽光発電などによる発電、これらの電気の出入をICカードで管理し、月末にまとめて精算できる「電気銀行」の構想について紹介させていただきました。

日本型スマートグリッドとは(2010.1.21)」では、経済産業省が1月19日に「次世代エネルギー・社会システム協議会(第7回)」で公表した中間取りまとめ案の「日本型スマートグリッド」を中心にまとめてみました。日本の場合は、海外と比べると電力網が安定しており、需要サイドでのエネルギーマネジメント、つまり、電力の「地産地消」をし、電力の負荷平準化をはかっていくことが重要であるとしています。

スマートグリッドに関する国際標準化ロードマップ(1)(2010.2.1)」では、米国など海外における標準化の取り組み、「スマートグリッドに関する国際標準化ロードマップ(2)(2010.2.2)」では、国際標準化における26の事業アイテムや7つの事業分野についてまとめました。

環境後進国ニッポン(2010.3.4)」では、日経ビジネス(2010.3.1)の特集「環境後進国 ニッポン ~25%削減よりも恐ろしい現実」に内容を紹介させていただきました。世界における環境分野での日本の存在感の問題を指摘しています。

家電量販店にスマートメータ、蓄電池、電気自動車(EV)が並ぶ日(2010.3.16)」では、ヤマダ電機の社長が、「家電量販店が蓄電池や電機自動車を本格的販売することだってあり得る」とコメントされている記事をご紹介させていただきました。現にヤマダ電機は、12月1日から三菱自動車の『i-MiEV』を首都圏の17店舗で販売をしています。

スマートメーターの導入率は2020年に80%以上、スマートグリッド普及率は2030年に100%へ(2010.3.24)」では、環境省は3月19日(金)、「地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ検討会の全体検討会(第4回)」を開催し、地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ(議論のたたき台)(案)を公表している内容についてまとめました。特に注目すべき点はタイトルにもあるように、「スマートメーターの導入率80%以上(2020年)、スマートグリッド普及率100%(2030年)」という目標設定です。

「次世代自動車戦略2010」から見える将来の車と電力・情報ネットワークの連携像(2010.4.13)」では、自動車を情報通信の端末として位置づけ、「車単体」の性能から車のネットワーク化による「システム」の提供などを中心にご紹介しました。電気自動車がネットワークにつながるようになれば、様々なビジネスチャンスが生まれることでしょう。

新IT戦略(4)~スマートグリッド(2010.5.20)」では、新IT戦略(新たな情報通信技術戦略(案))をスマートグリッドを中心にまとめてみました。スマートグリッドというキーワードが8回も登場しており、エネルギーのネットワークと情報通信技術の融合で、低炭素社会を実現するための重要施策と位置づけています。

スマートコミュニティの可能性(2010.6.17)」では、経済産業省が6月15日に公表した「スマートコミュニティフォーラムにおける論点と提案」をとりまとめをとりあげました。スマートメーター、家庭内情報の利活用、デマンドレスポンス、インフラバッテリー、国際展開戦略、国際標準化等の10の論点が整理されています。

スマートグリッドとスマートコミュニティ(NEDO再生可能エネルギー技術白書より)(2010.7.26)」では、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が7月22日、初めて公表した「再生可能エネルギー技術白書」の概要をまとめてみました。

参考ですが、「Clean Green Forum 2010(第5回)<12/8>、テーマはスマートグリッドとクラウドにあるように、スマートグリッドとクラウドとの関係性についてお話をさせていただきました。

米国のスマートグリッド関連動向(主にスマートメーター)について(2010.12.3)」では、経済産業省は11月19日に開催した「スマートメーター制度検討会(第7回) 」での「スマートメーター普及に関わる論点等について(PDF)」や「米国のスマートグリッド関連動向(PDF)」の内容についてまとめてみました。

以上のように、2010年は、スマートグリッドの流れが日本においても本格的に立ち上がった年でもありました。2011年は、スマートグリッドやスマートシティの社会インフラを海外に展開していくというのも大きなテーマとなっていくでしょう。2011年も引き続き注目していきたいと考えています。

 

masayukihayashiをフォローしましょう

MASAYUKI HAYASHI

« 2010年12月27日

2010年12月28日の投稿

2010年12月29日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ