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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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2010年12月28日 »

2010年は、教育分野のICT活用についても大きな変化が生まれた年でもありました。特にデジタル(電子)教科書です。2010年に、教育とICT、そしてデジタル教科書についてとりあげたブログを整理したいと思います。

◆「デジタル教科書が2015年に全ての小中学校全生徒に配備へ(2009.12.25)」
当時の原口総務大臣が、2009年の12月22日、原口ビジョンの中で「デジタル教科書を全ての小中学校全生徒に配備(2015年)」を公表し、大きな反響を呼び、この1年間、デジタル教科書のあり方について、様々議論や検討が進められてきています。

◆「フューチャースクール(協働教育)実現のための教育クラウド(2010.2.11)」
総務省が、2月10日、『 「スマート・クラウド研究会中間取りまとめ(案)-スマート・クラウド戦略-」に対する意見の募集』を公表し、「教育クラウド」と「協働教育」(フューチャースクール)についての方向性を示しています。教育や医療など、公共分野においてのクラウド活用については、2011年以降も大きなテーマとなっていくでしょう。

◆「子どもたちのタブレットPCとデジタル教材の活用を考える(2010.3.9)」
当時は、iPadがこれから登場する時期で、タブレットPCが教育分野に与える影響や効果などを、動画を交えながらまとめをしてみました。私自身も発売日にiPadを購入し、子どもたちに、使わせて教育効果を検証しているところです。

◆「教育分野で広がるクラウド(2009.3.18)」
教育分野でのクラウド活用の利用は、小中学校よりも、むしろ大学での利用が広がってきました。そこで、静岡大学、京都大学、九州大学、東京工科大学などの事例をまとめています。

◆「学校における新エネルギー活用に関するガイドブックと、ICT教育(2010.3.13)」
文部科学省は3月29日、「学校における新エネルギー活用に関するガイドブック」を公表しました。学校における太陽熱利用、風力発電等の新エネルギー設備の導入、活用に役立てるためにガイドブックの概要についてまとめています。

◆「「デジタル教科書」に関する取組みについて(2010.4.27)」
この時期、急速にデジタル教科書に関する議論が広まってきた時期でもありました。文部科学省は、4月22日、第一回の「学校教育の情報化に関する懇談会」を開催し、デジタル教科書など学校ICT教育のあり方について、議論が始まりました。また、民間においてもデジタル教科書推進の動きが広まっています。4月5日呼びかけ人により、「デジタル教科書協議会(仮称)」の設立が公表されました。現在は名称が少し変わり、「デジタル教科書教材協議会(DiTT) 」となっています。

原口ビジョンⅡ(4)~ICTによる協働型教育改革の実現とフューチャースクールの全国展開(2010.5.11)」
総務省は5月6日、「原口ビジョンⅡ 」を公表し、教育分野については、以下のとおり、フューチャースクールを柱とし、以下の目標を掲げています。

● 2020年までに、フューチャースクールの全国展開を完了
・2010年度より、「フューチャースクール推進事業」を着実に推進
・タブレットPC、デジタル教材(電子教科書)等を活用し、児童・生徒が互いに学び合い、教え合う「協働教育」についてガイドライン化(2010~12年度)し、これに基づき全国展開を計画的に推進
・2010年度より「教育クラウド」の構築を進め、2012年度には教育現場に加えて校務への活用を開始し、2015年度までには学校運営の状況についての評価を可能とする体制を整備

新たな情報通信技術戦略:教育分野の取り組み 工程表(2010.6.29)」
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)が6月22日公表した「新たな情報通信技術戦略  工程表(案)」の中で、注目されるのは「教育分野」の工程表です。総務省と文科省との連携がいくつかみられます。
image

教育分野の工程表を見ると、大きく分けると、

・学校の情報化の教育方針
・デジタル教科書・教材の普及促進、情報端末・デジタル機器の整備充実
・学校・教員へのサポート体制の充実等
・情報活用能力の向上
・デジタルデバイドの是正・リテラシー教育の充実等

の5つに分かれています。

デジタル教科書に関する取り組みについて(まとめ)(2010.8.9)」
DiTT デジタル教科書教材協議会や、文部科学省の「学校教育の情報化に関する懇談会」や「教育の情報化ビジョン(骨子) 」、総務省の「ICTを利活用した協働教育推進のための研究会」やフューチャースクールの取り組み等についてのまとめを紹介しています。

デジタル教科書の政策のまとめとこれから(2010.9.23)」
これまでのまとめを整理しながら、総務省や文部科学省の概算要求の打ち合わせについて整理をしています。総務省のフューチャースクール推進事業は、概算要求時に28.7億円を計上したものの、事業仕分けで「廃止」の判定を受けたものの、5.4億円に縮減して復活をしています。

以上のように、ここ数ヶ月はアップデートできていませんが、フューチャスクールでの実証実施、DiTTの活動、韓国をはじめとした先進的な取り組みなど、いくつか動きを見せてきています。

2011年は、学校とICT教育、デジタル教科書普及に向けた本格的な実証と検討が始まる時期になるでしょう。今年以上に導入をめぐって、賛否両論様々な議論がなされるのではないかと感じています。

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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