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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

パラレルキャリアは、現実逃避のことではないです

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 林さんが、パラレルキャリアについて書かれています。林さんが書かれていること、また欧米で注目を集めているパラレルキャリアは、とても重要なことですし、素晴らしいと思います。
 パラレルキャリアとは、もともとピーター・ドラッカー氏が提唱した考え方で、本職以外の道を考えよう、というものです。

 ピーター・ドラッカーの著書によると、歴史上はじめて人間の方が組織よりも長命になったために、人は組織のみに頼らず、それとは別に第2の人生を始める必要が生じたという。その第2の人生のひとつがパラレルキャリアである。

 日本で第二の人生というと定年後をイメージすることが多いでしょうが、それも含むということですね。また、現在の職業以外にもキャリアは考えられる、ということでもあるわけですね。

 一方で、現在の職場で地位を得られない、楽しくない、といったことから、現実逃避として外部に場を求める向きもあるようです。具体的な例は避けますが、外部の勉強会などで出会う人の中には、少なからずそういう人もいるようです。そういう人の多くは、個人名刺を持ち、会社の名刺をいただくことはありません。ですので、その人がどういうお仕事をされているのか、も知る由もなく。。

 個人名刺が悪いわけではありませんし、自分の仕事について話さないことが悪いわけでもありません。ただ、自分自身にウソをついて、現実逃避していることが気になります。パラレルキャリアは、そういうことを推奨するものではありませんから。
 かくいう僕自身も、過去に何度も現実逃避したくなったことがあります。しかし、現実逃避したところで、何もよくならないということを感じました。現実と向き合い、自分のポジションをどこに置くべきか。難しいですし、正解もないと思いますが、自分が後悔しないようにしたい、と感じた週明けです。

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