マリコ駆ける!:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) マリコ駆ける!

翻訳・WEB・キャリアを極める~楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道~

« 2011年9月15日

2011年9月16日の投稿

2011年9月20日 »

小俣さんの「偏差値を上げるには?」を読んで、前から思っていたことを書いてみた。

テストでいい点を取る人は二タイプいる。
・テストが問うている事柄についての理解が深い人
・テストの点取りがうまい人

である。

私は間違いなく後者である。
東大でもケロッグビジネススクールでも、間違いなく私より頭の回転が速い人、博学の人、理解力がある人など、いわゆる頭のよい人はたくさんいたと思うのだが、そういう人より、私はテストの点が時として高かったと思う。

留学していた際に、英語のヒアリングがあまりよくなかった私は、授業のほとんどを聞きとれなかったが、それにもかかわらず、成績はBeta Gamma Sigma(Top 10%)である。
家庭教師をすると、教え子は面白いほどテストの点数があがった。

テストの点をとるにはコツがある。
そのコツをお教えするが、観念的なので、今点数をあげたいという学生にダイレクトに役立つことではあまりないだろう。
しかしながら、ありとあらゆるタイプのテスト(競争)に勝ち抜くための、基本的な考え方だと思っているので、紹介したい。これはテストでいい点をとるもので、対象に対して理解を深めることとは少々違うのでご理解を。

テストの点をとるコツ(競争に勝ち抜くコツ)・・・・それは出題者の立場にたつことだ。(競争のルールを理解することである)

テストの本質は、受験者の理解を調べることではなく、受験者を評価して、順位をつけることなのである。
理解の深さを調べることが目的なら、受験者が皆100点だったり、0点でも、テストの意味がある。
しかしながら、世の中のテストのほとんどは振り分ける(合格者を決める、グレードをつける)ことが目的なので、そんな問題は出題しない。

つまり、テストと言うのは受験者において差がつくように作ってあったり、評価者にとって、点数の差がつけらえるような問題になっているのである。

出題者の立場にたつということは、競争のルールを知る、すなわち、テストの評価基準を理解するということだ。
評価者が考えている正解、点数の付け方がわかれば、テストの点数はとりやすい。

・まず、テストに合格したいのなら、Aをとりたいのなら、クラスで一番になりたいのなら、
何点をとればよいのかを正確に目標値を把握することだ。
大学入試試験のように過去のデータから類推しやすいものもあるし、ある大学の先生の授業
のようにわかりづらいものもある。しかしながら80点以上ならA、60点以上ならBのように、出題者によってだいたいどこを合格ラインにしているのか決まっているものだ。
取れもしないのに、100点を目指す必要は全くない。

・取りたい点数が決まれば、どの問題の配点がいくらで、どの問題に力をそそげばよいのか
自分の能力とあわせて考えること
だ。
学校のテストはほとんど配点が書いてあるから簡単だ。しかしながら配点が書かれていない場合は、ここで受験者がどう配点を読むかで差がつきやすい。

問題が2問しかない時に、50点ずつの配点と考えるのは、うかつである。5点と95点の配点なのかもしれない。学校のテストだとそういうことは少ないだろうが、ビジネスにおける企画プレゼンではよくあることだ。
5点配点のほうにいくら力を注いでも、時間の無駄と言うものである。
また、企画プレゼンのような場合は、評価者自身が評価基準を意識していないケースもある。
しかしながら指標をもっているから評価出来るのだ。この指標(評価のポイント)を見誤ると、
一般論としてよく出来たプレゼンでも、落ちてしまう。評価者の望んでいないところでいくら、完璧な提案をしても意味がない。(もちろん評価者を説得できれば、意外性という評価点数が高くなるであろう)

・配点がわかれば、どの問題に重点的に取り組めばよいのかわかるのだが、次はどうやったら競争相手と差がつくかだ。

評価者は受験者の間で差をつけなければいけないので、例えば罠を作る。エッセイのような採点方式では、短い期間で採点できるポイントを作らなければいけない。

出題者の意図を考えながら、問題を解いているときほど楽しいものはない。
「ふ~ん、こうやってひっかけようとしているのか」とか、「このキーワードを入れて説明してほしいのが見え見えだぞ」とか。「この問題はあまり出来がよくないなぁ。もっと点差がつきやすいものに力をかけよう」など。競争相手との差は、出題者の意図を正確に読めば自然とつく。

テストの点がいい子の中には、こういうことを無意識にやっている子がいるはずだ。苦手な人は、一度テスト問題を自分で作って、評価者側に回ってみるとよい

このようにテストの点を取るのが上手な私だが、ビジネスではあまり役立っていない(爆)
もちろん、ひとつひとつのコンペの時は力を発揮するのだが、それは数少ない出題者の意図を探ることが出来るからだ。

ビジネスの世界では、ひとつの成功の指標があるわけではない。もしかしたら、ビジネスの神様がルールを決めてくださっているのかもしれないが、残念なことに、私は今のところそれに気が付いていない。

もっとも、評価者が誰かわからない(顧客と言えば顧客だが)、評価指標がわからない(たくさんある)、のは、それはそれで楽しいものだと、仕事をしている。

点をたくさん作って、その点をつなげていこうとしているのだが、スティーブ・ジョブズにはそれでもビジネスのルールが見えていたのかなぁ?

大里真理子

« 2011年9月15日

2011年9月16日の投稿

2011年9月20日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
arc
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ