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プログラミングでメシが食えるか!?

偏差値を上げるには?

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このブログを受験生が読んでいるとは思えませんが・・・まあ、仕事にもつながる話なので。。

娘が中三で受験生ということは何度か書きましたが、妻から良くいわれるのが「偏差値が低い」ということです。学校の成績に比べて偏差値が低すぎる、ということらしいのです。

学校の成績と、偏差値が出るような業者テストの違いを、私なりに考えてみると、

学校の成績
・先生が教えたことがテストに出る
・授業態度なども影響する

業者テスト
・授業とは無関係に、一般的な問題がテストに出る
・姿勢や態度は一切関係ない

こんなところでしょうか。私が中学の頃だと、学校のテストはわら半紙にガリ版印刷(?)で字が読みにくい、というところが好きになれなかったのですが、今どきは学校のテストもワープロで印刷するでしょうね。

さて、学校の成績が良いのに、業者テストが悪いというのは、私からすれば簡単なことで、要するに、「教わったそのままならできるが、応用ができない」ということだと思います。言い換えると「覚えているけど、使いこなせていない」という感じでしょうか。

娘の勉強の様子を見ていると、結構時間をかけてまじめにコツコツとノート整理などをしている気がします。私は中学の頃にそのような勉強はしていませんでした。ひたすら問題集を解くか、分厚い参考書の欄外のあたりを読んでいるのが好きでした。書き写す行為は無駄とは思いませんが、時間がかかる割に、わかっていることの繰り返しが多いと思います。問題集を片っ端から解いている方が、問題になれますし、どんな問題が苦手かもわかります。基本的に、既にできていることに対してさらに時間を使うのはあまり意味がないと思うのです。参考書の欄外とかを読むことは、よりマニアックな興味を引き出す効果があります。

私はどちらかというと学校の成績より、業者テストの成績の方が上でした。より多くの学生が解くことを前提に考えられた問題の方が、私にとっては簡単でした。学校の先生が作る問題はやや癖があったと思います。

さて、実はこの話題は社会人としての、仕事の取り組み方も同じではないかと感じています。上に書いたことを、「言われたことはできるが、応用ができない」と言い換えると、まさに仕事に当てはまります。社会人になると、「言われたことだけやっていても駄目だ」となるのに、なぜ学生にはそのように教えないのか、ちょっと不思議な気もしますね。まあ、先生からすると、「言われたことすらできないのだから、それ以前の問題」なのかもしれませんが。

いずれにしても、「覚えることと、使いこなすこと」は、全く別の次元であり、どうせ時間をかけるなら、使いこなせるようになろうと頑張る方が良いと思っています。そのためには、勉強で言えば、「書き写すことより、解いてみること・興味を持つこと」で、仕事で言えば、「こなすより、やってみること・好きになること」という感じでしょうか。当人は一生懸命なので、客観的に言われても「こっちだって頑張っているんだから!」と逆ギレされるかもしれませんが・・・。

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