マリコ駆ける!:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) マリコ駆ける!

翻訳・WEB・キャリアを極める~楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道~

« 2008年3月10日

2008年3月11日の投稿

2008年3月13日 »

10年前翻訳サービスを立ち上げた頃、私が想定していた翻訳とは「大量の技術翻訳文書」であった。ソフトウェアのマニュアルや工業製品の仕様書など。
そういう翻訳物における高品質とは「ばらつきがなく正確なこと」。まっさきに思いついたのは工場の品質管理だ。世界に名だたる日本の製造業の品質管理のノウハウをサービス業である翻訳作業に少しでも応用すれば、翻訳業界で差別化できると確信していた。

例えば、工程指示書を作ること、製造工程とQA工程を分けること、ラインで不良が出たらただちに止めて原因を探ること、合格基準を決めることなどなど、品質管理において参考になることは山の様にある。

「寿命1,000時間」という仕様の電球を1,000個作ったら、1,000±1時間ですべての電球の寿命がつきるような、そんな品質管理に憧れていた。ラインで鈴木さんが作ろうが田中さんが作ろうが製品にばらつきが出ない、そういう翻訳サービスを目指している。

さて、実際に翻訳会社を経営してみると、扱う翻訳物は大量の技術翻訳文書だけではないことに気がつく。会社案内や製品紹介のパンフレットの翻訳、プレスリリースやスピーチの翻訳。はたまた小説の翻訳。

いくらハリーポッターの小説がシリーズ化されたからと言って、私が目指している品質「ばらつきの少ない正確な翻訳」では、誰も満足しないだろう。
そう、翻訳の中には、職人技で寿命が10,000時間の電球作りを要求されることもある。(そして以前はそれが大部分だった)

職人芸技とマスプロダクション技。その二つの上手なコンビネーションが、翻訳の品質の決め手になるなぁとつくづく思う。

注記:このエントリーは当社発行小冊子「翻訳品質を上げる7つのルール」の補足として書いています。小冊子に興味がある方はこちらからお求め下さい。
http://www.arc-c.jp/present1/index.html

大里真理子

« 2008年3月10日

2008年3月11日の投稿

2008年3月13日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
arc
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ