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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

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2007年11月8日の投稿

2007年11月9日 »

また両親ネタになってしまいますが、他意はありません(笑)

うちの娘はジィジ・バァバにベッタリです。特にジィジ、つまり僕の父親は元小学校教師のスキルゆえか、娘のハートを鷲掴みにするのに成功した様子。傍から見ていてもうらやむような仲です。

しかし世のおじいちゃん・おばあちゃんの全員が、「孫にウケる方法」を会得しているのではないはず。日本には既に『孫にモテるための本』なるものが登場していますが、イギリスにはこんなサイトが登場したそうです:

Granny Look

昨日(11月8日)の日経MJ「eコマース最新事情」で紹介されていたサイト。とにかく孫と楽しむためのネタを提供してくれるサービスで、玩具やギフトの紹介を始め、室内/室外で遊ぶ方法・休日の過ごし方・子供に優しいホテルの紹介などなど、様々な分野が網羅されています。

MJの記事によると、このサイトを立ち上げたのはジュリエット・ハンブロさんという方。初孫の誕生をきっかけに、孫と楽しむ材料を提供するサイトがないことに気づき、若いウェブデザイナー3人と共に1年がかりで仕上げたとのこと。高齢者にも分かりやすいようシンプルなつくりで、ハンブロさん自身が薦めるものや活動を紹介したニュースレターも発行しているそうです。広告収入やスポンサーシップから、来年末には黒字化する見通しとのことですから、まさしく自分のニーズをビジネスにするというお手本のような例ですね。

いや、言うまでもなく祖父母と孫が一緒に行動する機会というのは多いはずですから、「子育て」サイトと同様に「孫育て」サイトに対するニーズも大きいはずですよね。「子育てサイトで十分では?」「孫がいるということは子育ても経験しているはずだから、そんなアドバイスは不要では?」という考え方もあると思いますが、親と子の関係と、祖父母と孫との関係は微妙に異なります。従って「祖父母向けの専用サイト」という存在を期待する人々は、意外に多いのではないかと思います。

実際、祖父母と孫の間には「親」という壁が立ちはだかっているわけで。また「子供の配偶者の祖父母」というライバルの存在も忘れてはなりません。子育て以上に、孫育てには戦略や物資、資金力が必要となるでしょう。ビデオゲーム並みの「孫攻略サイト」がしのぎを削る時代もそう遠くないのではないか……と勝手に想像しています。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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