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「トドラー」っていう言葉を聞いたことがありますか?オシャレな場所によく出かけられるような人には、「そんなことも知らなかったの?」と笑われてしまいそうですが、僕は先日の日経MJで初めて聞きました:

■ スタバに学ぶ子連れ集客術 (日経流通新聞 2006年9月8日 第22面)

東京・二子玉川にある玉川高島屋内のスターバックスに、「トドラーズラウンジ」というコーナーがあるそうです。このコーナーは言ってみれば「お子様スペース」。低いテーブルと子供用の椅子が並び、子供と一緒に飲食ができるようになっています。

「トドラー(toddler)」とは、実は英語で「よちよち歩きの子供」を意味しています。なぜこの単語を使ったかについては、このような解説がされています:

まず「トドラー」という名称。「分かる人には分かる単語として、まずネーミングが決まった」。店舗開発部の羯磨貴子・店舗設計グループマネージャーはこう話す。
(中略)
一般的にはこなれていない用語の「トドラー」をあえて使い、大人っぽさを演出した。

とのこと。つまり「お子様」という言葉を避けることで、スターバックスのオシャレな雰囲気を残したまま、子供連れのお客様にアピールする狙いがあったのだとか。また「コーナー」「スペース」ではなく「ラウンジ」という高級感のある言葉を採用したのもポイントでしょう。

このようにありふれたものでも、名前を工夫することでまったく新しい存在に変えることができるわけですね(もちろん「トドラーズラウンジ」が人気を集めている理由には、中身の工夫を忘れていないことも上げられますが)。スターバックスにならって、見慣れたものに新しい名前を考えてみたら、新しいサービスの方向性を発想することができるかもしれません。

例えば・・・

  • 会議室は「イノベーション・コクーン」に(机と椅子とホワイトボードだけでなく、音楽が聴けるステレオ・横になれるソファ・アイデアを立体にする粘土など創造性を刺激するグッズが!)
  • RSSリーダーは「トレンド・フェッチャー」に(購読しているRSSから頻出単語を抽出し、それに関連するニュースを自動検索・取得してくれる!)
  • 掃除機は「スペース・リフレッシャー」に(ゴミを取るだけでなく、芳香剤入りの排気で部屋を香りで満たしてくれる!)

にそれぞれ変えてみたら、みんながこぞって使いたくなる・・・のは難しいか。カッコ良い響きで、なおかつ「何か」を想像させる言葉を考えつくのは簡単ではないですね。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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