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2006年9月2日の投稿

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昨日届いたタウン誌に、ちょっと不思議な投稿が掲載されていました。

猫の消息。22年前の2月18日(土)武蔵小金井駅で立川在住の女性に差し上げた、5ヶ月の子猫の、その後の様子を教えて下さい

読めば読むほど疑問が深まる内容です。なぜ20年以上前のことを詳しく覚えているのか、なぜ女性の名前や住所・連絡先だけは控えておかなかったのか、なぜ今になって広告を載せるほど消息が気になったのか・・・文才のある人なら、短編小説でも書けてしまうようなシチュエーションです。

僕はこの広告主、20年前は小さな子供だったのだと思います。飼っていたネコに子供が生まれてしまい、5ヶ月までは家族を説得して育てたのでしょう。しかし5ヶ月目に親が里親を探してきてしまい、彼(彼女)は泣く泣く子猫を手放すことになりました。あまりの悲しみにその日の日付を決して忘れることのできなかった彼(彼女)は大人になり、その時の子猫を探そうとしますが、里親と接点のあった親は既に他界。そこで新聞広告を出すに至った・・・という大人しい空想をしてみました。(ちなみに「そのネコは特殊なDNAを持っていて、研究機関が血眼になって探しているのだ」というあり得ない空想をした人もいます->うちの奥さん。)

僕もネコ好きなので、生き別れてしまったネコのその後を知りたいという気持ちはよく分かります。また誰にでも、「もう一度会いたい」「その後の消息が知りたい」という人がいるでしょう。逆に言えば、誰もが誰かに探されているのかもしれません。ネコ探しの広告を見て、もしかしたらどこかに僕を探している人がいるのかもしれない、とふと感じました。単なる自意識過剰ですが・・・。

まぁ自意識過剰な面はあるにしても、「誰かを探す」という検索ではなく、「自分を探している人を探す」という逆方向の検索があっても面白いのではないでしょうか。例えば「1973年生まれである」「出身は東京都である」「子供の頃犬を飼っていた」などといった要素を登録しておくと、その要素に当てはまる人を探している広告(人捜し広告だけでなく、求人広告やボランティア募集広告など)を一覧表示してくれるサイトがあったら、意外な出会いが生まれるかもしれません。また少しナイーブかもしれませんが、「自分のような人間を捜している人がこれだけいるのだ」ということが可視化されれば、ちょっとした癒しの効果を期待できると思います(逆にヒットが0件などという結果になるとショックですが)。

というわけで、「22歳以上の女性」「22年前立川に住んでいた」「22年前ネコをもらったことがある(受け渡し場所は武蔵小金井駅)」という条件に心当たりがあるかどうか考えてみてください。子猫の消息をご存知であれば、ぜひ広告主の方だけでなく、僕にもご一報を。広告主の方が、お譲りした方だけでなく、ネコちゃんにも無事に再会できることを祈っています。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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