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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

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昨日に引き続き、子供の安全について。ちょうど昨日の日経新聞夕刊に、関連するニュースが掲載されていました:

■ こども=未来 居場所が変わる(6) -- 地域に見守られ(日本経済新聞夕刊 2006年3月16日第1面)

兵庫にある「保育サロン加古川駅前園」という民間保育園が紹介されています。園児が外に迷い出てしまったり、不審者に誘拐されてしまうことを防ぐために、園児達にICタグが付いたお札を持たせているとのこと。フロアからタグが消えると、警報が鳴ると同時に保育士の携帯電話に連絡が入る仕組みだそうです。2004年8月4日の神戸新聞で「2004年10月にオープン」と紹介されていますから、既に一年半以上の実績があるシステムです。

システムは万能ではない--というのは昨日書いた通りですが、一方で注目しなければならないのは、いま一部の地域で保育施設が不足しているという事実です。例えば、保育施設への入所を希望しながら入所できていない子供(いわゆる待機児童)の数を示したマップを見ると、東京などの大都市圏で深刻な状況になっていることが分かります:

平成17年度 待機児童マップ(i-kosodate.net)

実は自分自身が「保育施設を見つける」という苦労を体験したばかりなのですが、子供にあった施設を選ぶという選択肢はほぼ無し。探すというより、「運良く入れるところに入る・入れるように祈る」といった方が近い状況でした。

そこで、前述のICタグなどのように「少ない保育士でも効率的に安全管理できる仕組み」を活用すれば、保育施設の数を増やすことが可能になり、この問題を少しでも緩和できるのではないでしょうか。また都市部や交通量の多い地区にある保育施設であっても、このようなシステムがあれば、親は安心して子供を預けられるようになると思います。

現実的には、システム構築費用を負担できる施設や自治体は少ないでしょうし、「ICタグを使った物流管理!」「次世代ショッピング実験!」のような華やかさが無い分野に取り組もうとする企業も少ないと思います。しかし技術を有効活用するとは、まさにこのような分野への応用を一般化することでしょうか。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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