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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

MEDIAS(メディアス)N-04Cきました!愛用のGALAXY Tabと比べて。

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ガラケーをスマホに。このマイプロジェクトが進行しています。

皆さんもそうではないかと思います。Xperia arcにするか、MEDIASにするか。お悩みの方も多いのではないでしょうか。

自分としては、ながらくガラケーiPhoneとの二台持ちが定着していました。そこに、昨年12月から使い込んでみているのがGALAXY Tabです。GALAXY Tabは7インチ。大き目の画面は目が楽で、生活にずんずんと入り込んできました。

比較的大きくてスーツの内ポケットにすんなり入るGALAXY Tab。使うアプリは、Twitter、Skype、CACHATTO、RDP、radikoなど。Flash対応ブラウザだけでも十分に使いやすく、また使いでがあります。GALAXY Tabは自分のAndroid端末に対するイメージをだいぶ変えてくれました。

そこに、NTTdocomoから出てきたAndroid端末春モデル。Android 2.2搭載です。

なんとか、3台持ち体制を返上、1台体制に戻りたいと期待が高まります。

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自分としては、ガラケー機能満載のAndroid端末、ガラドロイドをしっかり体験したいと考えていたので、MEDIASを選びました。究極のガラケー、セパレートケータイ+プロジェクター、F-04Bの後継機種としてです。iPhoneやGALAXY Tabを持ち歩き不要としてくれることに期待をしています。

残念ながら、まだモバイルSuicaアプリが出てきていないので、おサイフケータイ機能は試せていないのですが、入手して丸2日経ってほぼ使い勝手での感想が出ましたので列挙します。自分はカスタマイズをせずに、端末はなるべく素の状態で使うのが好きなので、どの機種も素に近い状態であることを事前にお断りしておきます。

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■使いやすい日本語入力

GALAXY Tabでは、キーボードの「あA1」切り替えが順繰りです。アルファベットと数字を切り替えたつもりが、日本語入力になっていたりします。意外と使いづらいのです。

MEDIASではキーボードの一番上に数字キーを持ってきています。それで切り替えが「あA」だけです。これは、日本語入力をメインにするとき、とても使いやすいです。

GALAXY Tabでは、フリック入力とQWERTY入力との切り替えがボタンの長押しです。これが意外と使いづらいです。また、大型画面ではQWERTYで十分使いやすいので、フリックを使わなくなっていました。

MEDIASはフリックとQWERTYの切り替えがワンタッチです。日本語はフリックで、英数字はQWERTYで、という使い方がとてもスムーズにできます。

日本語入力は今まで使ったAndroid端末の中で一番いいです。

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■意外と多用するSPモード

ガラケーから切り替えるときにiモードのメールをどうするか。大きなポイントになりますね。

知らなかったのですが、SPモードとiモードではメールアドレスが別々に必要なのですね。それで、iモードのメアドを使いたいときには、SPモードで別なメアドを取得して、「メールアドレス入れ替え」という技を使うのです。ちょっと驚きの仕様でした。

で、実際にメールアドレスを入れ替えてAndroid端末で使うと、上記の日本語入力のしやすさとあいまって、メールが書きやすいです。

携帯キーボードが一番入力しやすいという人が多くいますが、フリックも慣れるととてもいいです。

F-04Bのタッチパネルではiモードのメールがとても書きづらかったのですが、MEDIASはだいぶ改善してくれました。ところで、まだ、絵文字の使い方が分かっていません(汗)。ゆっくり探していきましょう。

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■マップってこんなに凄かったっけ?

GALAXY Tabではマップがフリーズすることが多く、この部分はiPhoneを使っていました。MEDIASではマップ機能がだいぶ改善されています。

特にWi-Fiの位置情報による補正を実装したのが改善点です。室内など、GPS情報が得られない場合は、Wi-Fiによる位置情報が重宝するのです。iPhone/iPadでは当初より実装されていたこの機能がMEDIASでもようやく最初から実装されています。

また、地図の一部を長押しすると住所の記述された吹き出しが出てきます。そしてその吹き出しを選ぶと、そこへのナビゲーションが一発ででます。

ストリートビューを使おうと、ペグマンを選ぶと、一挙にその周りの景色が出てきます。その、ペグマンを指で運ぶと、周りの景色もそれに合わせて動きます。画像処理が入っているのでまるで移動しているような効果が出るのですが、これはなかなか新鮮で使いやすいです。

ストリートビューの使い勝手が格段に良くなったことにちょっと衝撃を覚えました。

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■かすれた見え方がするディスプレイ

視野角が狭いです。横からみると白くかすれます。これは、好意的な表現をすると、電車の中から、あまり覗き込まれないということでもありますね。ペールビュー。一世代前の液晶という感じです。

SPモードの画面デザインには配色が中間色が多く、これまた、使うことが多いので、弱ってきている目には若干つらいです。画面を明るくするということもできるのですが、それはそれで電池を消耗しますし、目も疲れます。

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■ヘッドフォン端子が無い

マイクロUSBからの変換アダプターでヘッドフォンを使うという仕様です。Bluetoothのヘッドセットを使えばいいじゃないか、という割り切りなのかも知れません。

ただ、Bluetoothヘッドセットって、つなぐまでの間がちょっといやです。ちょっとした時間でラジオを聴きたい、というときに、わざわざ、接続をするかといえば、実際に使うと、コード付きイヤホンを使ってしまうことが多いです。

薄さをとって、ヘッドフォン端子を無くす。どうかと思います。ガラケーもヘッドフォン端子を丸型から変更して面倒でしたからね。ヘッドフォン端子は丸型で通してほしかったです。

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■NHKオンデマンドもバッチリのブラウザ

Android 2.2はいいですね。Flashがストレスなく使えます。自分としてはNHKオンデマンドやTED Talksがバッチリ見えれば、それでかなり満足度が高いです。

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■受信感度がやたらといいワンセグ

ガラケーでワンセグを使おうとすると、受信感度が意外に悪く、ストレスを感じることが多いですよね。

このMEDIASのワンセグはよく入ると思います。感覚としてはいまや進化が止まってしまった、あの、めがねケースと揶揄されたKDDI初のAndroid端末、IS01の、最高に感度がよかったワンセグ、あれと似ています。

ところで、ワンセグの受信遅れが、他のガラケーや地上波デジタルよりワンテンポ遅いのが不思議です。

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■ん、電池のもちが極端に悪い?

確か昨日、夜、充電満タンにして会社を出ました。SPモードやTweetDeckやCAHATTOを、適度に使った程度だと思います。今朝になってまた充電を求められました。電池のモードはECOにしてあります。

もしかして、電池の持ちが極端に悪いかも知れません。Eneloopのお世話になることになるのかな。iPhoneの初期モデルを思い出します。電池のもちが原因で複数端末持ち歩くことになる予感が怖いです(笑)

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取り急ぎ、このMEDIASとしばらくお付き合いすることにしました。

またレポートします。

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