MEDIAS ・ Xperia arc ・ iPhone 4 ・ Nexus S 手になじむのはどれ?
おはようございます。
結構つめたい雨が容赦なく降っています。お昼には雪になるとか!?
週末は家電量販店にてそれぞれの実機を触る機会に恵まれました。今朝はそのレポートで。
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レファレンスとしてiPhone 4 や、アメリカから入手したNEXUS S と比較してみました。毎日使えば、微妙な違いには慣れてしまうこともあるでしょう。ここは、第一印象と目安になる点をメモしておきます。
■MEDIAS N-04C (NECカシオモバイル)
・ 手へのなじみ:意外と大きく正直持ちづらい。女性には厳しいか。
・ 第一印象:薄いのはすごい。机にペッタリ置ける。
・ 画面:約4.0インチ 854×480 FWVGA TFT液晶 262,144色
→横からだとやや白くなりがち。
・ 重さ:軽い。105g。
・ 動き:微妙にカクカク。
・ スクロール:ビューンと一挙にスクロール。(ある意味快適)
・ その他:電源ボタンを押してから画面が立ち上がるまでの時間が長い。
・ その他2:大画面ワンセグが意外に実用的。電波をよく捉える。
・ その他3:おサイフケータイ機能はもちろん未検証。
・ Spec: Android OS 2.2、Qualcomm MSM7230 800MHz
■Xpria arc O-01C (Sony Ericsson)
・ 手へのなじみ:iPhone 3シリーズを思い出させる持ち心地
・ 第一印象:金属外観より思ったより密度が低い。
・ 画面:4.2インチ 854×480 FWVGA TFT液晶 16,777,216色。
→フォントと相まってか、とても見やすく感じる。発色がきれい。
・ 重さ: 118g。ちょうどいいのでは?金属触感なのに軽く感じる。
・ 動き:ヌルヌル。微妙なちらつきはあり。
・ スクロール:MEDIASよりも微妙にブレーキがかかる感覚。iPhone的チューニング。
・ その他:Xperia二代目は一代目から大きく飛躍しそう。
・ Spec: Android OS 2.3、Qualcomm 1GHz
■iPhone 4 (Apple)
・ 手へのなじみ:iPhone 3G や 3GSの方が手になじんだか。
・ 第一印象:品質感高い。落とすと傷がつく心配。ガラスが壊れる恐怖感が強い。
(実際の社内に、iPhoneシリーズでガラス割り3回、水没1回という人がいます)
・ 画面:3.5インチ 960×640 Retinaディスプレイ。
・ 重さ:137g。ずっしり。全体としてガラスの密度。
・ 動き:元祖ヌルヌル。しっとりしている。
・ スクロール:1ページで止まるチューニング。一気スクロールはできず。
・ その他:裏面までに指紋がついて拭く場所が多い。
・ Spec: iOS4、A4プロセッサー (800MHz?)
■NESUX S (Samsung)
・ 手へのなじみ:画面が凹面に微妙湾曲していて指の追従性が意外にいい。
・ 第一印象:黒い、画面とボディのソリッド感あり。
・ 画面:Super AMOLED(有機EL)、さすがにきれい。
→横からもばっちり。GLAXY Sと同様の青味あり。
・ 重さ:129g。プラスチック部品的密度 (落とした時の恐怖が少ない)
・ 動き:ヌルヌル。ちらつきもなし。(画面応答性の問題か)
・ スクロール: Android標準の高速スクロール。凹面画面が指とよくマッチ。
・ Spec: Android OS 2.3、Cortex A8 1GHz
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■触った感じのランキング
使った感触で独断的に序列をつけてみると次の順番だと思います。
1位 Nexus S
2位 Xperia arc SO-01C
3位 iPhone 4
4位 MEDIAS N-04C
使ってみての、しっとり感すらあるiPhone 4は、さすが先駆者のものです。品質感にあいまって安心感すら与えてくれます。ただ、Android端末のスクロールのしやすさなどは、慣れてくると、まさにWindowsマシンのサクサク動く感覚に近いです。昔のMacののんびりとした動きと同様に、iPhoneがいずれもどかしくなってしまうかも知れません。
Androidの標準機としてのNEXUS Sは、とても完成度が高いです。GALAXY Sという大ヒット機を放ったSamsungの気合いの入った提案だからでしょう。日本のキャリアから出ないのが残念な機種だったと思います。
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■MEDIASの第一印象
MEDIASは、ワンセグやおサイフ、赤外線などのガラケー機能ついたガラドロイドです。4インチ画面のワンセグはやはりいいし、ボディがおおきいことと外部アンテナが効くのか、よく入る印象を受けました。
触った感触ですが、他機種と比較してしまうとNECカシオの処女作である感が否めません。例えばボタンを押して画面が立ち上がるまでの1.5秒という微妙な遅れで、何度もスイッチを押してしまうハメになります。あるいはボタンを押す感覚が押しこむような感触ですっきりしないです。自分の手持ちになれば慣れるのでしょうか。
Android OSが最新の2.3ではなくて、2.2であるという点もスムーズさとしては不利なようです。
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■Xperia arcの第一印象
Xperia arcは、初代Xperiaをもっている人が悲しむくらいに良くなっています。
画面の動きがとても滑らかだし、手にフィットします。カメラ機能にもソニーらしい様々な工夫があるようだし、ガラケー機能にこだわらない人であれば、今回のMEDIASとの比較ではこちらがお勧めだと思いました。
ちなみに、お店で聞いたところ、初代Xperiaを2年未満で次に機種変更すると810円×「2年からの残月数」の違約金を支払う必要があるそうです。初代を買った人が可哀そう。まぁ、iPhoneも同じことをやってきたわけなので、救助策は無いのでしょうが。
いずれにせよ、夏にはXperiaのガラドロイドが出るそうだし、MEDIASもOSが2.3になったり、防水機能がついたりして進化するそうだし。GALAXYたちもガラドロイド機能をつけてやってくるかもしれないし。もう半年待つ、というのもありでしょうか。
ただ、この夏以降は、Android端末がケータイ市場を席巻しているのは確実そうです。
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