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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

Tokyo Future Work Awardで優秀賞受賞、ありがとうございます!

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一昨日の1月15日、Tokyo Future Work Awardの受賞式がありました。「受賞?」と驚かれる方も多いかもしれませんね。本日はその背景についてご説明します。

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e-Janネットワークス(株)社内のIAO(内部監査室)という部署では通常、Internal Audit Officeとしての役割を果たしています。具体的には、ISMSに基づく運用や、内部統制を目的とした監査を行っています。一方で、「厳しい基準での監査をしているからこそ、逆にポジティブな活動基準も創ってみよう」という私の考えを受け、Internal Activation Officeとしても活動しています。その成果は、新しいホームページで確認できます。
過去の受賞内容:https://www.e-jan.co.jp/our-workstyle/#record

昨年の夏、IAOから「東京サステナブルワーク企業」として登録してみたいという提案がありました。調べたところ、東京都では中小企業を対象に「東京サステナブルワーク企業」として認定する制度を運用していることが分かりました。条件は、多様な働き方の推進と、テクノロジーを活用した生産性の高い働き方への取り組みです。e-Janは全社をハイブリッドワーク化し、本社すらシェアオフィスへ移転するという先進的な実験も行っています。「ぜひ登録して賞金を狙おう!営業外収益になるね」と話しました。室長の佐藤(香)さんが中心なって活動を進めてくれました。
東京サステナブルワーク企業の詳細はこちら:https://mirai-hatarakikata.metro.tokyo.lg.jp/award/

登録には、多くのドキュメントとデータの準備が必要でした。例えば、テレワーク管理規程や実施マニュアル、給与体系、副業規程、どこでも在宅勤務制度の資料、職種別コンピテンシー一覧などです。さらに、労務データの算出には佐野さんや長尾さん、人事評価に関しては渡辺さん、資料作成の最終仕上げには高橋(里)さんと、さまざまなメンバーが快く協力してくれました。

10月には「書類審査に合格した」という報告があり、東京都から10月31日に一次審査としての面談の申し込みがありました。当日は佐藤(香)さん、飯森さん、私の3人で対応しました。東京都から2名、運営を受託している企業から3名が訪れ、ヒアリング、社内見学、写真撮影などが実施されました。佐藤(香)さんと飯森さんのしっかりとした受け答えが印象に残ったようです。また、私も「東京都から満員電車をなくしたい」という創業当初からの想いを伝えました。手ごたえを感じる面談でした。

その後12月6日、一次審査の合格を受け、佐藤(香)さんと飯森さんは、二次審査の都庁内の会場へと向かいました。私はプレゼンテーションも質疑応答も「現場に任せる」と、当日は別件で欠席しました。

会場では10分間のプレゼンテーションが行われました。コの字型に配置されたテーブルには審査官たちが座り、発表者は入口付近の端から発表を開始。発表は厳密に10分間で計測され、時間が来ると強制的に打ち切られるという形式でした。審査官たちは目を合わせることもほとんどなく、少し威圧感のあるスタイルだったようです。

プレゼン後には質疑応答もありましたが、佐藤(香)さんと飯森さんがしっかりと対応しました。発表中、東京都の担当者は様子を見守りながら、嬉しそうな表情を浮かべていたのが印象的だったようです。

12月中旬、「1月15日に受賞する10社のうちの1社に選ばれた」との連絡がありました。10社は奨励賞7社、優秀賞2社、大賞1社に分類されるようですが、どの賞を受賞するかは当日まで公開されないとのことです。この連絡は内々のもので、社外秘でした。そして12月のクリスマスイブ、正式な通知が小池百合子東京都知事名義で届きました。公印省略・6産労雇労第1446号と書かれているPDFです。

===授賞式当日の様子===

1月15日、京王プラザホテルで授賞式が開催されました。会場には会社ごとの円卓が配置され、スクリーンやレッドカーペット、スモークなどなかなかの雰囲気でした。佐藤(香)さんと私はステージに上がることが予定されていたため、急遽窪田さんに写真撮影を依頼しました。

午後1時半、セレモニーが開始。司会はアナウンサーの魚住りえさんでしたが、残念ながら都知事の参加はありませんでした(笑)。まず奨励賞7社の発表が行われました。この間、「どうか社名が呼ばれないでほしい」と祈るような気持ちでした。そして、無事に呼ばれず、優秀賞か大賞への期待が高まりました。

「優秀賞1社目の発表です。スクリーンをご覧ください!」

司会者のはきはきとした声が響きます。

「e-Janネットワークス株式会社様です!おめでとうございます」

会場内で拍手が起こります。「あ、大賞ではなかったか」と内心少し残念に思いました(笑)。この様子はYouTubeでご覧いただけます(38分46秒あたり)。
授賞式の動画はこちら:https://www.youtube.com/live/CWAAKwDiCuM

会場で使われたe-Janの活動紹介の動画では、飯森さん、峯さん、田尻さんの若手3名が登場し、新しいワークスタイルについて自慢げに語る姿が印象的でした。オフィスでの撮影に協力してくれた社員の皆さんにも感謝です。動画では秋の全社員集合のセレンディピティーデーの写真が使われていたため、ほとんどの社員が映っていました。他社の動画では社長とか役員さんたちが話をされていたため、若手で構成されたe-Janの動画は新鮮でした。

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優秀賞として表彰台に上がり、表彰状とトロフィーと目録を田中産業労働局長よりいただき、「喜びの声を」と、1分ほどの突発スピーチが求められました。照明が明るく、観客の顔が見えない状況での発表は、オンライン会議のように手応えが少し薄いものでした。

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なお、大賞は二子玉川の「富士水質管理株式会社」さんが受賞しました。おめでとうございます。同社は能登半島への災害支援も評価され、賞金をすべて支援活動に充てると発表していました。(素晴らしいですね!)

授賞式後には、東京都の公式ページに載せる動画撮影や共同通信の取材もありました。この機会が何かしらの宣伝効果につながれば嬉しいです。
東京都の発表はこちら:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2025/01/15/07.html

全社員が試行錯誤しながら、より良い会社やワークスタイルを目指して活動してきた「e-Jan! Work Style」。それが今回、正式な場で評価され、優秀賞をいただけたことはとても嬉しく思います。このように、自分たちが行っている活動を資料にまとめ、正式に社外評価を受けるということは、とても重要な活動の一つだと考えます。

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