『パソコンを落としただけなのに』業務端末PCの正しい「お作法」
おはようございます。
久々に投稿させてもらいます。今朝はデータレスクライアントの考え方について。
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「スマホを落としただけなのに」、日本の推理小説シリーズは、昨年Netflixオリジナルで韓国版リメーク映画、今年最終版が出るそうですね。企業からすれば業務データや情報が入ったパソコンの場合、身近な現実で、「パソコンを落としたでけなのに」では済まされないです。
・業務をやるためには社内データにアクセスする端末が必要
・端末に残るデータは紛失時や不正利用時にセキュリティ的な脅威になる
・端末がマルウェア感染をすると社内感染のとっかかりになる
それでもパンデミック以降のハイブリッドワーク世界では、場所に拘らずに業務を行いながらも、データや環境は守りたいです。この矛盾をどのように解決するのか。
多くの企業は、パソコンをビットロッカーなどで暗号化し、ウィルス対策を行い、社内にはVPN接続しています。あるいは、データは全て社内で管理し、持ち出しやリモートワーク用パソコンは、単なるアクセス用のスクリーンとしてのシンクライアントとして使っています。VDI、リモートデスクトップ、DaaSなどはこの類です。
シンクライアントはセキュリティ的に理想的だ思われていて普及したのですが、今の高速ネットワークが網羅された日本国内においてでも、オンライン会議や作業が遅延するという問題が残っています。
では、パソコン本来の快適さと、場所を問わない働き方で安全に利用できるにはどうするのか?
より柔軟な働き方ができるようにと、2000年に起業して以来、ずっとその方法を考え、開発し、提案し続けてきたe-Janネットワークス(株)としては、次が答えだと製品を出しました。CACHATTO SecureContainerというものです。これは、隔離されたコンテナ領域からでしか会社データを利用できないようにしてあり、利用が終わったり、一定時間が経つと、コンテナの中身は消去されてしまうというものです。会社との接続も、独自開発した新世代VPNで安定・安全に確保されています。
この原型は2012年に提供を開始したCACHATTO SecureSandboxというところにまで戻ります。USBをベースにした製品だったのですが、その後2014年にはパソコンにインストールして使えるCACHATTO Desktopを、そして、2016年にはセキュリティ高く使えるリモートデスクトップであるSplashtop for CACHATTO、そして、2022年に本来のパソコンを使うけどデータをローカルに残さないということを実現できたCACHATTO SecureContainerを発売開始しました。連綿と改良し続けたもの、それが今のSecureContainerなのです。
そして、この考えの製品を提供しているのは弊社だけではありません。同じ考え方の同士がいます。「データレスクライアント」というくくりになります。先日BCNという媒体からその座談会の様子がサイトに出されました。ご参考までにリンクをご紹介させていただきますね。
https://www.weeklybcn.com/journal/issue/detail/20240523_204181.html
より安心して快適に仕事ができる環境を追及すること。これはITサービスの提供者としてとても大切なことだと考えます!!
※CACHATTO SecureContainerサイト: https://www.cachatto.jp/csc/