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【図解】コレ1枚でわかるサイバーフィジカルシステム(CPS)

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私たちの住む現実世界(フィジカル空間)における様々な「ものごと」や「できごと」は、今、スマートフォンやSNS、そしてあらゆるモノに組み込まれたセンサーを介して、リアルタイムにデータへと変換され、インターネットの向こう側(サイバー空間)へと送られています。

インターネットに接続されるIoT(モノのインターネット)デバイスの数は爆発的に増加しており、総務省の最新の予測(令和7年版情報通信白書)によれば、2024年時点で世界で420億台を超え、2027年には約584億台に達すると見込まれています。これほど膨大なセンサーから絶え間なくデータが収集されることで、サイバー空間上には「現実世界のデジタル・コピー」である「デジタル・ツイン」がリアルタイムに生み出され、常に最新の状態へとアップデートされ続けています。

しかし、膨大なデータ(ビッグデータ)を集めてデジタル・ツインを構築しただけでは、ビジネス上の価値は生まれません。「誰が何に興味を持っているのか」「製品の不良率を下げるにはどうすればよいか」「顧客満足を高めるには何をすべきか」といった課題の答えを見つけ出す必要があります。そこで活躍するのが人工知能(AI)、特に「機械学習」の技術です。AIがビッグデータを分析し、ビジネスを最適に動かすための予測や判断を自動的に行います。

そして、AIが導き出した「最適解」に基づき、現実世界の機器を制御したり、現場のスタッフに指示を送ったり、顧客に最適な商品を推奨したりします。その結果、現実世界が変化し、その変化が再びデータとしてサイバー空間へと送られるのです。

このように、現実世界をデータとして捉え、サイバー空間で分析・予測を行い、その結果を再び現実世界へとフィードバックして一体的にビジネスを動かす仕組みを、「サイバー・フィジカル・システム(Cyber-Physical System/CPS)」と呼びます。 CPSのサイクルが高速で回転することで、デジタルとフィジカルの境界線は曖昧になり、私たちのビジネスや日常は常に「最適な状態」へと維持されるようになります。このCPSをビジネスや社会のプロセスに組み入れることこそが、「DX(デジタルトランスフォーメーション)を実装する」ということなのです。

CPSによる「高速に見える化」「高速に判断」「高速に行動」というサイクルを実現する鍵は「データ」であり、これを支えるのがIoT、AI、クラウド、そして5Gや今後登場する6Gなどの高速通信技術です。

IoTは現実の出来事をデータ化して「デジタル・ツイン」を作り出し、AI(機械学習)がそれを解析して未来の予測や最適解を導き出します。そして、これらを統合し、ビジネスの最適化を図る基盤となるのがクラウドです。

クラウドは単なる計算処理やデータ保管の手段にとどまりません。付加価値を生まない運用管理の手間を軽減し、IT資源を「所有する」から「使用する」へと転換することで、変化への俊敏な対応を可能にします。さらに、他のサービスと連携することで、単独では生み出せない新たなビジネス価値を創出します。

そして、これらIoTデバイス、クラウド、AIの間で膨大なデータを遅延なく、安全にやり取りするためには、5Gや今後普及が見込まれる6Gといった、高速・大容量かつ信頼性の高い通信基盤が不可欠です。現実世界とデジタル空間をリアルタイムに結びつけるこの強力な通信ネットワークの存在があってこそ、これら最先端のテクノロジーが一つに結びつき、CPSというビジネス基盤が真に機能するのです

ITプロフェッショナルとして働く喜びを知り、自信と誇りを持って現場に向き合えるようになること。それが本研修の目的です。

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今年で10年目を迎えますが、これまでの経験を土台に、変化の速いIT常識の全体像を、基礎・基本やビジネスとの関連性とともに分かりやすく紐解きます。さらに、ITプロフェッショナルとしてどう役割を果たし、どう学び続けるべきか、AI時代に即した「すぐに使える実践ノウハウ」も解説します。

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ITプロフェッショナルとして抑えておくべき、ITの基礎と基本、最新の常識をビジネスと関連付けて学びます。また、ITに関わる仕事の楽しさ、やり甲斐を知り、AI前提の時代に、自分のキャリアをどのように伸ばせばいいのかを考えます。

新入社員のための1日研修 「IT営業のプロセスと実践スキル」

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