【AIデータセンター】無数にある銘柄資料からお勧めのものをChatGPTに選ばせてみた

冒頭に掲げている画像は私が現在も取り組んでいるNFTプロジェクトで作成したものの1枚（以前の投稿も）。

日本のAIデータセンター関連市場は十兆円単位の巨大なものになる

AIデータセンター市場の裾野はあまりに大きすぎ、関連業界も多岐に渡り、理解する作業を進めているところです。Google、Microsoft、Metaがそれぞれ数百億ドル規模の設備投資を2025年中に行うことが発表されています。

Data center Dinamics
Google expects 2025 capex to surge to $75bn on AI data center buildout
（GoogleはAIデータセンターの拡充に伴い、2025年の設備投資が750億ドルに急増すると想定）

Bloomberg
マイクロソフト、今年度に800億ドル投じＡＩデータセンター建設

Bloomberg
メタ､25年ＡＩ投資は最大650億ドルに－大規模データセンター新設

これらの企業が日本でサービスを提供する場合、いわゆる「データ主権」（データは発生した国の中で管理すべき、データ発生国の外にあるデータセンターに置くべきではないという政府レベルの方針）の要求があり、また日本の顧客企業は日本にデータセンターがないと使わないですから、これらの設備投資の一部は日本でなされると思われます。

また、米国IT大手だけでなく、NTTデータを初めデータセンター運営各社や三井不動産などの不動産業などからもAIデータセンター建設の動きがあります。昨年12月にはシャープの堺工場跡地をソフトバンクが購入してAIデータセンターを建設することが発表されました。これを仕掛けているのはシャープの株主の鴻海精密工業だと報じられています。

日本の公開されているデータ建設プロジェクトの金額を足し合わせるだけでも兆円単位になるはずです。

私は2011年から2018年にかけてインフラビジネスの仕込みに携わっていたことがあり、多数の発電案件に関わりました。燃料を探してインドネシアやタンザニアに行ったり、岩手県大船渡のセメント会社に隣接した用地の確保に動いたり、太陽光発電で無数の売出案件に関与したり...。

AIデータセンターも堅牢な"上物"が不可欠な建設案件ですから、用地（不動産業の出番）、建物（建設業の出番）、電源（電設業の出番）などの企業が関わります。またデータセンター一般に冷却が不可欠ですから、空調等の冷却技術を持つ企業にも出番があります。関わる産業の裾野が実に広いです。

もちろん上物の中のサーバーラックに収まるAIサーバー。その中で稼働するNVIDIAなどのGPU。それらに関わる企業も沢山あります。

すべて組み合わせると兆円単位では足らない、十兆円単位の市場になることは明白です。

あまりに広いAIデータセンター関連業界。その全体像を思うだけで「ああものすごい」と嘆息するばかりです。

銘柄選びの資料はChatGPTに推薦してもらう

この裾野が広いAIデータセンター業界にどういう投資対象があるのか？一度、ざっくりとした投資対象リストを得たいと思って、数日前にChatGPTのDeep Research（1ヶ月3万円かかるサービスだけあります）を使って10社のリストを作成しました。

リサーチのプロ今泉大輔のAIを駆使して世界を調査するブログ

【AIデータセンター】市場拡大で特に売上の伸びが大きいと予想される10社

これはこれで優れたリストだと考えています。NTTデータ、ソフトバンク、三井不動産など個々の会社については、たっぷりとした分量のある、質も高いレポートを作成して公開する予定です。

同じ趣旨で、AIデータセンター銘柄関連で、どの資料を読むべきかChatGPTに聞いてみました。Googleで「AIデータセンター銘柄」を検索すると無数の資料が出てきて、どれを読んだらいいかわからないからです。

銘柄探しの資料を絞り込むコツ：
ChatGPTに「私は個人投資家です。NISA成長投資枠を使って個別株に投資します。○○関連銘柄についてどの資料を読むべきですか？」と聞く。

ChatGPTが3本推薦してくれた記事をしっかりと読ませていただいて、これならデータセンターに興味があるどの個人投資家にもピッタリと思ったのが以下です。

やさしい株のはじめ方 　

【データセンター関連株・銘柄まとめ】AIデータセンターや次世代の分散型データセンターの株に注目！今後の見通しも解説

関連業種の全体に目配りがしてあって、キーとなる企業群を選んでいます。日本のAIデータセンター業界にどういう顔ぶれがいるのか、ご興味がおありの方はご一読を。