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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

米中間選挙でAIデータセンター反対の民主党が圧勝。しかしゴールドマンサックスは中長期的にAI DC建設の勢いは持続すると見る

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IT動向について、鋭い分析を加えることで知られる独立系メディア「ZeroHedge」がトランプ大統領の共和党が敗北し、民主党が圧勝した後のAIデータセンター政策がどうなるかを解説しています。特に全米のAIデータセンター計画の25%が集まっているとされるテキサス州で、AIデータセンター「モラトリアム」(一時停止)を掲げた民主党系知事が選挙に勝ったことで、これからどうなるか?を論じています。

What's Next For Data Centers After The Blue Tsunami: Goldman Sees Moratoria Freezing 45% Of Capacity As Texas Pulls The Plug

根拠にしているのがゴールドマンサックスの"読み"。これについてGrokが背景を説明します。

SSK SEMINAR
2026
12.15 (火)
10:00〜12:00
LIVE / アーカイブ
オンライン受講対応
2026年 12月 15日(火)10:00〜12:00主催:新社会システム総合研究所(SSK)
【装置・材料から水・電力・空調・建設まで】
TSMCの巨大調達市場と日本企業の事業機会
~台湾華語の一次資料で読み解く、自社の売り先と5つの参入窓口~
講師今泉 大輔 氏(さっつーのAIエージェント監修 / AI×経営ストラテジスト)
【このセミナーで理解できること:巨大経済圏の商流と5つの窓口】
● TSMCがNVIDIAなどに生産枠を優先割当する理由と、将来の生産約束が設備投資・調達に変わる仕組み
● 半導体工場1つを動かす設備・材料・部品・インフラの範囲と、先端パッケージング・基板・超純水・電力・冷却・現地施工が次の不足になる理由
● 台湾企業がTSMCと売上を伸ばした入り方(採用・共同開発・現地化・海外随伴)と、優良サプライヤー表彰と実際の発注権の違い
● 日本企業が入れる「5つの窓口」と窓口ごとの誤解、熊本を入口に台湾・米国拠点へ広げる条件
講義プログラム(全5部構成)
■ 第1部:TSMCとは何の会社なのか ~受託製造会社ではなく、先端半導体の生産枠を割り当てる会社~
1. 受講後に持ち帰る3枚の地図 / 2.「世界最大の受託製造会社」では見えない実像 / 3. AI需要が設備投資に変わる仕組み / 4. なぜ製造業の日本企業にまで需要が波及するのか
■ 第2部:TSMCは一体何を買っているのか ~日本企業にとっての巨大調達市場は、装置の外側まで広がっている~
1. 半導体工場1つを動かすための全体地図 / 2. 製造装置だけではない巨大購買 / 3. TSMCでいま足りていない部分 / 4. 売り手が持つべき視点(将来の生産約束から逆算した調達、世代とパッケージで変わる部材)
■ 第3部:台湾企業はTSMCからどう売上を作っているのか ~日本企業が学ぶべき「台積電供應鏈」の入り方~
1. 台湾で日常的に語られるサプライチェーンとは何か / 2. 台湾企業が一緒に成長できた理由 / 3. TSMCが進める現地調達とサプライチェーン強化 / 4. 日本企業が単独営業以外で入る方法
■ 第4部:AI時代に新しく生まれるTSMC巨大市場 ~2ナノとCoWoSで、売れるものはどう変わるのか~
1. AI半導体でTSMCの重要性がさらに高まる理由 / 2. 先端パッケージングを文系の営業企画向けに理解する / 3. 次の3〜5年で需要が膨らむ分野 / 4. 熊本の位置づけ
■ 第5部:結局、日本企業は何を売ることができるのか? ~TSMC巨大経済圏を、自社の営業先として見る~
1. 日本企業がすでに競争力を持っている領域 / 2. 5つの窓口(①TSMC本人、②半導体装置メーカー、③台湾サプライヤー、④EPC、⑤OSATとTSMC顧客) / 3.「誰に売るか」を変えるだけで商流に入れる / 4. 日本企業の業種別の売り先
【対象】 半導体装置・材料・部品メーカーに加え、水処理・電力・空調・サブコン・建設・物流・汎用機械等の営業企画、事業開発、経営企画の実務責任者

ゴールドマンサックス 直接的な出典

  • Goldman Sachsの内部リサーチノート(またはクライアント向けメモ)
    選挙結果が出た直後(2026年11月4日頃)に発行されたものです。全文は一般公開されておらず、クライアント向けの有料リサーチです。

二次的な報道・引用元

この内容が広く知られるようになった主な経路は以下です:

  1. Bloomberg経由の速報
    *Walter Bloomberg(@DeItaone)などのアカウントが、選挙直後に「GOLDMAN SACHS: DEMOCRATIC WINS COULD THREATEN 45% OF US DATA CENTER EXPANSION」という見出しで拡散しました。これが最も早い情報源の一つです。
  2. Reutersなどの報道
    Reutersも同様の内容を報じており、「Goldman Sachs said Democratic statehouse victories in Texas, Michigan and Georgia could put roughly 45% of planned US data center capacity at risk...」と明記しています。

米中間選挙とAI建設の行方.jpg

このZerohedgeの投稿は、2026年中間選挙の結果を受けたデータセンター(主にAI関連)への影響を報じたものです。⁠X

主な内容

  • 「Blue Tsunami(青い津波)」: 民主党が中間選挙で大勝したことを指します。特にテキサス州で、民主党のGina Hinojosaが現職のGreg Abbott(共和党)を破り、知事に当選しました(約52.8%対45.7%)。テキサスで民主党知事が誕生するのは30年以上ぶりです。⁠AP News
  • データセンター・モラトリアム(建設一時停止): Hinojosaの公約の中心が「新しいデータセンターの即時モラトリアム(一時停止)」でした。彼女はAbbottを「データセンター建設でテキサスを売り渡している」と批判していました。⁠NBC News
  • Goldman Sachsの分析: 民主党の州・地方レベルでの勝利により、データセンター建設の一時的なモラトリアム(凍結)が起き、計画されている米国のデータセンター容量の約45%が影響を受ける可能性があると指摘。テキサスだけで計画容量の約25%を占めています。テキサスに加え、ジョージアやミシガンなどでも、税制優遇・電力・水・環境許可の制限が予想されます。ただしGoldmanは「モラトリアムは短期間で終わる可能性が高い」と見ています。⁠X

背景

AIブームでデータセンター建設が急拡大しており、電力消費・水使用・地域の電気代上昇・騒音などが問題視されています。Abbott政権下でもすでに一部の接続審査が一時停止されていました。選挙で「データセンターに反対」を掲げた候補者が複数州で勝ち、地方でも建設制限の住民投票が多数通過した状況です。⁠The Verge

意味するところ

米国のAIインフラ拡大が政治的な抵抗で遅れるリスクが高まった、という警告です。短期的に建設が止まる可能性があり、関連企業(GPUクラウド、電力会社など)への影響や、中国とのAI競争への影響を指摘する声もあります。ただしGoldmanは「長く続かない」との見方を示しています。

要するに、「選挙結果でデータセンター建設ブームにブレーキがかかりそうだ」という内容です。

その理由は何だと思いますか?

>ただしGoldmanは「長く続かない」との見方を示しています。

Goldman Sachsが「モラトリアムは短期間で終わる」と見ている理由について、公開されている情報では詳細な分析レポートは出ていませんが、文脈とこれまでのGoldmanの見方から推測できるポイントは以下の通りです。

Goldmanが見ている可能性が高い理由

  1. 「一時停止」の性質
    多くのモラトリアムは「永久禁止」ではなく、「新しいルールを作るまでの一時停止」です。電力コストの負担ルール、水利用の制限、環境許可の強化などを整備した後に再開する、という形が想定されています。選挙公約として「一旦止める」と表明したものが、実際の行政では条件付きで進める方向にシフトしやすい、という見方です。
  2. 経済的インセンティブの強さ
    データセンターは巨額の投資・税収・雇用(建設段階を中心に)をもたらします。テキサスのような州が長期的にこれを拒絶し続けると、他州や他国に投資が逃げるリスクがあります。AI競争が国家的な優先事項になっている中で、完全に拒否する政治的コストが高くなりやすい、という判断です。
  3. これまでのGoldmanの基調と一致
    2026年10月のレポートでも、Goldmanは「政治的・地域的な反対は強まっているが、2027年までの成長見通しは大きく変わらない」と述べていました。反対運動自体は想定内で、実際の容量追加への影響は限定的だという見方を維持していると考えられます。⁠Reuters
  4. 業界の適応と交渉
    すでに一部のプロジェクトでは「自前で発電設備を用意する」「地域への負担を軽減する」などの対応が進んでいます。モラトリアム後にこうした条件を満たしたプロジェクトから順次許可が出る、というシナリオを想定している可能性が高いです。

個人的な見方(Grokの見立て)

Goldmanの見方は「経済合理性が最終的に勝つ」という、比較的楽観的なものです。ただし、以下の点で甘く見積もっている可能性もあります。

  • 電気代の上昇は有権者にとって非常に目に見えやすく、持続的な不満になりやすい(実際に選挙で争点化した)。
  • 地方レベルでの反対は州知事が変わっても簡単には消えない。
  • 「AI競争に負ける」という国家安全保障的な論理は、州レベルの有権者には響きにくい。

結局のところ、Goldmanは「政治的なノイズは短期的だが、根本的な需要(AIによる電力・計算需要)は残る」と見ているのだと思います。ただ、電力インフラの制約自体はGoldmanも以前から指摘しており、モラトリアムがなくても建設ペースは鈍化する可能性が高いです。

要するに、「反対は強いが、完全に止まるほどではない。条件をつけて再開する」という判断です。

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