サントリー金麦 壇れいの”コキュック”にはあと4バージョンあった
SEOの観点で言えば、広告のコピー表現や商品のネーミングに、いかにユニークな文字列を割り当てられるかがすごく重要です。
その語一発の検索で、キャンペーンサイトやその商品に関する言及がヒットするかどうか。大事ですよね。すごく当たり前のことですが。
ということで コキュック。
最近地下鉄の中吊り広告で例の壇れいが大きくフィーチャーされているサントリー金麦の広告を見ました。
横長のポスターの下端に
コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック
という文字が連続して印字されていました。なんだろう?と思いますよね。
缶からグラスに金麦を注いでいる音。あるいは、ノドを鳴らして飲んでいる音。いずれかの擬音語であることは明らかですが。
何の説明もなしに、ポスターの下端に
コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック、コキュック
という文字が並んでいると、ひどく不思議な感じがします。アテンションを引くわけです。
で、このコキュックが、SEO的に言えば、キラーワードなわけですね。地下鉄を降りて、ネットにつなげる環境にたどりついた後で、「誰か言及してるやつがいるんではないか?」と検索してみる。そうすると、やはり言及している人がいる!
その数日後、壇れいがやはり大きくフィーチャーされている ソソット のバージョンを見ました。
ソソット、ソソット、ソソット、ソソット、ソソット、ソソット、ソソット、ソソット、ソソット
やるなぁ。色々な情景を想起させる音ですね。「水くさいねぇ、おまいさん」的な世界にもつながっていく江戸風オノマトペです。
試しにサントリーのサイトに行ってみたところ、その他に、
ゴックリン
シュワッピ
キュイック
の3バージョンがあるではありませんか。いずれも壇れいファンにはたまらないポスターです。壇れいのビジュアルでぐっと引きつけておいて、下端の擬音語の連鎖になぜか目が行くという構成になっています。その妙な文字列がなぜか記憶に残る…。
ということで、乗せられて言及してみました。