あ、滝沢さんがユーミンのCMに出てる!
みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
「電子商取引」という言葉が盛んに使われていた頃、某総研さんの仕事で何度も米国視察に行きました。その際に、サンフランシスコ在住のコーディネーターの方によくお世話になりました。WebProjectの滝沢哲夫さんです。
彼は流通小売業界や飲食業界の米国視察のコーディネートもよくやっていらっしゃって、米国主要都市のおいしい店にやたらと詳しい。「NYでものすごくいい店(けして高くはない)とは、こういう店のことを言うのである」ということを教わったのは彼からです。
確かに鼻が利きます。感激度の高い店というのを五感を駆使して探り当てる能力が高い。それは東京でも発揮されている模様(だから彼とご飯を食べるといい店にめぐり合えます)。
滝沢さんはその後、拠点を東京に移して、大手消費財メーカーなどのウェブサイトのプロデュースを行うようになりました。ユニクロのキャンペーンサイトなんかを手がけています。元々かっちょいい系の人なので(70年代末にサンフランシスコに移住している!)、かっちょいい系の案件をさばく手腕は相当なもの。
広告系ウェブサイトにおけるテクスチャと香りと空気感、プラスαで親しみやすさを追求するとすれば、彼の右に出るものはないのではないか、などということを思ってみたり。
彼が手がけたキリンラガーブランドのキャンペーンサイトの仕事の関係で、ユーミンが出演するCMの撮影にも立ち会ったよというメールをいただいたのが昨年の夏ごろ。へーと思いながらも忙しさにかまけているうちに今年も年末に。
12月30日だったか、テレビ東京系の美術番組を流していたらキリンの長尺もののCMが流れてきました。ユーミンが歌っているやつ。ここのページでフルバージョンが見られます。
このCMがめちゃくちゃいい。
自分が見たのはライブ編の方でした。湘南らしきホテルの海辺に面した特設ステージの上で、ユーミンがバックバンドを従えてカジュアルなライブを行っている(バックには鈴木茂ほかすごいメンバー)。曲は「あの日に帰りたい」。おぉ!それを観客席でうっとりしながら見ているたくさんの人たち。ユーミンに聞き惚れている人の横顔が1人ずつささっとクローズアップする。
この、何というか、”ノスタルジックなクラシックポップの共有体験がリアルタイムで進行している場”におそらく出現しそうな「うーん、すごいぜ、この時間は!この共有感は!」的な雰囲気がすごーくよく出ています。
ささっと映る横顔のなかに、なんか見知った顔が。「あ!滝沢さんだ」。「そうか、このCMのことをメールで書いていたんだ」と納得しました。改めて、CMをよく見てみると、滝沢さんの奥様も出ていらっしゃいますね。
先ほど、栗原さんが触れていたWeb素行調査で「今泉大輔」をやってみたら、滝沢哲夫さんに関する項目がいくつか出てきたので、おぉと思った次第。