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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

[pepoz]利用イメージはこんな感じ

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数日間かけて、出資をご検討いただく方々にお届けする少しまとまったドキュメントを作成していました。できあがったのは今朝です。よいものができたのでほっとしています。

われわれが現在準備を進めているサービスの名称は[pepoz]と言います。これで「ピーポーズ」と読みます。
カタカナ表記の「ピーポーズ」は[pepoz]を運営する法人の名前であり、サービス名称は[pepoz]となります。「ペポズ」と呼ばれる予感が少ししますが、それは織り込み済みです。

[pepoz]の概要を少し記したいのですが、サービス利用プロセスを無機的に書いてもつまらないので、今朝できたばかりのドキュメントから、多少ストーリー仕立てになっている部分をそのまま書き写します。だいたいこういう感じのサービスということです。

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6. [pepoz]利用モデル 60代のヨリコさんと20代の麻里子さんのケース

 例えば、ある非常に特異な状況を生き抜いたご高齢の方が、その経験を15分程度のお話にまとめて、話のタイトルと、中身がわかるサマリーと、彼・彼女自身の簡単なプロフィールをインターネットのどこかに置いたとします。
 仮に、タイトルを「主人の南京駐在時代をどう乗り切ったか?」としましょう。

 サマリーを次のように設定しましょう。
「1980年代半ば、主人が中国の南京駐在を命じられたため、私たちは家族全員で南京で生活をいたしました。天安門事件が起こる前の時期です。当時、私たちがどのように現地の方々と接し、関係を構築し、社会生活の基盤を築いていったかを、15分程度に短くまとめてお話します。」
 彼女のプロフィールを次のように記すとします。「ヨリコ:1940年代生まれ。子ども二人も巣立って、主人と二人きりの生活に戻りました。友達とよく国内旅行をします。年に2度ほどは台湾旅行にも。標高の高くない山に登って、高山植物をデジカメで撮るのが趣味らしい趣味です。裏千家のお免状を持っています」

 このようなテキストの情報をインターネットに掲出すると、現在では、Googleなどの検索対象になります。すると何が起こるでしょうか?それを必要としている人が出現すると、必ず、キーワード検索によって、ヨリコさんが掲出している「主人の南京駐在時代をどう乗り切ったか?」を見つけてやってきて、サマリーを読み、「まさにこの話が聞きたい!」と思う、ということが起こります。
 現在では、「個人に属する非常にユニークなもの」と、「非常にユニークな状況にあるためにそれを切実に必要とする人」とのマッチングが起こりやすくなっています。Googleのおかげです。

 もう少し詳しく見てみましょう。例えば、麻里子さんという方がいて、主人が中国のある地方都市の駐在を命じられ、同行して一緒に生活すべきかどうかを決断できないでいるとします。麻里子さんは、中国に関して、断片的な情報しか持たず、そこでの生活において現地の中国の方々と良好な関係を結ぶことなど絶対にできないと思っています。そういう方が、何かよい情報はないものかと思い、インターネットで検索すると…。
「中国」「駐在」「生活」といったキーワードで検索したとすれば、必ず、ヨリコさんの「主人の南京駐在時代をどう乗り切ったか?」のサマリーに行き当たります。

 電話を介して提供される「主人の南京駐在時代をどう乗り切ったか?」の15分のお話が、仮に1200円という価格が付けられているとしましょう。麻里子さんは買うでしょうか?
 買うか買わないかは、主に、麻里子さんの切実度と、同じ情報が他で手に入るかどうかによります。麻里子さんが、この問題を切実だと考えており、ヨリコさんのお話の内容が他では絶対に得られないものであるならば、15分1200円という価格をむしろ安いと思うでしょう。3000円でも躊躇しないかも知れません。

 こうした商取引は可能である。むしろ、積極的にこうした商取引ができる環境を作っていかなければならない。というのが、[pepoz]の前提にある考え方です。

 なお、このヨリコさんと麻里子さんのケースは、[pepoz]が非常に多くの方々に利用されるようになって、ご高齢の方でも難なく利用できるようになった暁の話です。開業当初は、収益化を急ぐため、顧客対象と利用目的をもっと絞り込んで、高い取引頻度と高い時間単価を目指します。
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たぶん非常におもしろいサービスになると考えています。

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