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クラウドの市場は2019年度の1兆2,591億円から2023年度には2兆1,887億円へ成長

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富士キメラ総研は2020年5月28日、『2020 クラウドコンピューティングの現状と将来展望(市場編)』を公表しました。

パブリッククラウドの国内市場は、オンプレミス環境からの移行ニーズを捉え、市場は拡大を続け、「2025年の崖」の克服を目的に、システムの刷新やDXの実現を目指したパブリッククラウドの利用促進も期待されるとしています。

カテゴリー別では、SaaSの構成比が大きく今後も堅調な伸びが予想され、PaaSやIaaSはさらに大幅な伸長。特に、PaaSはAIやIoT、データ分析などを推進するDXの実現、サーバーレスやコンテナなどの技術を活用しシステム基盤からアプリケーションまでをクラウド環境に最適化するクラウドネイティブの実現を目的としたニーズ拡大に伴い、大きく伸びると予測しています。

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出所:富士キメラ総研 2020.5.28

SI全体市場に占めるパブリッククラウド関連市場もみてみたいと思います。

パブリッククラウドの普及により、関連SIの市場も拡大し、2023年度には2018年度比2.5倍の4兆6,000億円まで拡大すると予測しています。

SI全体市場におけるパブリッククラウド関連の比率は、2018年度で16.9%となり、今後もパブリッククラウド関連SIの比率は拡大し、2023年度には36.7%になると予測しています。

レイヤー別では、アプリケーション、プラットフォームともに伸びるが、特にプラットフォームでコンサルティング/導入支援、ITリソース提供、運用サービスなどの大幅な伸長を予測しています。

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出所:富士キメラ総研 2020.5.28

IaaS/PaaS市場(リソースタイプ別)もとりあげたいと思います。

仮想共有型/仮想専有型は、ソーシャルゲームのプラットフォームをはじめとしたサービスプロバイダー向けのサービス基盤として導入が先行していましたが、近年は一般企業の社内システムにおける基幹系システムの移行需要が高まっており、市場拡大に寄与している。拡張性の高さや導入までの迅速さなどがユーザーに受け入れられているとしています。

業種別では、サービスプロバイダーの利用が先行したこともあり、情報通信サービス業をはじめとしたサービス業の比率が高いものの、製造業や金融業、流通業などの一般企業や公共向けの比率が拡大しているとしています。

また、金融業や公共では、セキュリティの信頼性向上をはじめ、以前よりも利用の障壁が低くなってきており、金融業では、新規ビジネスにおけるシステム基盤用途での利用が先行し、基幹系システム用途での採用も増えている点もあげています。

公共向けでは、2018年6月に政府が公表した「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」における方針の一つとして「クラウド・バイ・デフォルト原則」が打ち出されたことを契機に、中央省庁および地方自治体で需要が増えているとしています。

物理専有型は、基幹系システムなど社内システムの基盤としての導入が増えている。これまでは外資系やコンピューターベンダーによるサービス展開が中心であったが、メガクラウドベンダー各社も物理専有型の提供を開始しているほか、注力度を高めるクラウドベンダーもみられ市場は活性化しており、今後の拡大を予測しています。

基幹系システムをはじめとした社内システムの基盤として利用されるケースが多く、製造業や流通業などの一般企業の比率が高く、セキュリティ面で強固な利点もあり、今後は金融業や公共の導入増加が期待されるとしています。

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出所:富士キメラ総研 2020.5.2

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