新幹線通勤を続けて16年
1998年12月25日に群馬から東京の配属となり、群馬の高崎から東京までの新幹線通勤を続けて、2014月12月25日で丸16年がたちました。新幹線通勤を始めたころは、通勤時間や東京の雰囲気に苦痛を感じていましたが、今となっては、非常に快適な時間を過ごすことができるようになっています。
現在の平日の朝の標準的な行動をご紹介したいと思います。
- 4時55分 起床
- 5時10分~5時30分 ブログ更新
- 5時40分~6時10分 ジョギング(約3km)
- 6時20分~6時50分 食事、ニュース記事チェックなど
- 6時55分~8時45分 通勤
新幹線通勤をしているという話をすると、多くの方から「大変ですね」と言われます。しかし、新幹線通勤の場合は、移動の1時間が新幹線で座って移動でき、むしろ快適な空間と時間を確保できるというメリットがあります。
新幹線の空間と時間のメリット
新幹線通勤の快適な空間と時間では、本や雑誌を読んだり、本やブログや記事を書いたり、講演資料を作成したり、ネットでSNSやニュース記事をチェックしたり、前日の飲みすぎて眠たいときは睡眠をとったりと、自分一人のスペースで自分自身が足りていないことやしたいことを自由にすることができます。
新幹線通勤の時間がなければ、おそらく、本を出版することも、ブログも続けることも、多くの講演をすることもなかったと思います。
一日の中で自分の一人である空間を確実に持つということは、非常に貴重であると感じています。この新幹線の往復時間が、自分自身の調子を左右しているといっても過言ではないでしょう。
新幹線通勤から生まれる距離のメリット
平日は日中の時間帯は東京でデジタルな仕事をし、土日などは地域や自然と触れてアナログな環境で暮らすということにメリットを感じています。
東京の仕事などにおいて非常に刺激も多く、多くの優秀な人とのオフラインでつながりこともでき、自分自身の成長を促してくれます。一方、群馬での生活は、土日に地域の体育祭やバザー、PTAや父親ネットワークなどの交流や、クロスバイクで往復100km走ったり、山を登ったり、温泉に行ったり、ジョギングをしたりと、自然との調和の時間を多く持つことができます。
東京と比べると物価も安く、高崎の場合だと幸いにも一軒家でも手に届くところにありました。
このスピードの速いデジタルな空間と、スローでアナログな自然の空間とのメリハリが、自分自身にとってはプラスに作用していると考えています。
新幹線と仕事
新幹線通勤をしていると、仕事の時間の調整が大変でしょう。とよく言われます。新幹線の最終が23:00であるため、22:30分ぐらいまでは仕事をすることが時間的には可能です。最終新幹線の場合は、高崎着ですので、寝過ごすこともありません。飲み会に参加するときも、新幹線通勤ということで、多くは一次会のみの参加にしています。仕事をしすぎることもなく、飲み会で飲みすぎることもなく、体調管理などもしやすいのではと思っています。
通勤時間は長くて遠いほうがいい
以前(2008年)書いたブログ「通勤時間は長くて遠いほうがいい」は大変多くの反響がありました。今でも長い目でみれば、通勤時間は(新幹線が利用できるという条件であれば)、長くて遠いほうがいいと思っています。よく、「都会暮らし」か「地方暮らし」かという議論がありますが、自分自身は、中間に位置していて、都会と地方のいいとこどりができているのではないかと感じています。
新幹線通勤がこの先どこまで続くか、まったくわかりませんが、しばらくは、20年以上?は、この新幹線通勤を楽しんでみてみたいと思います。