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田中さんと大木さんのこちらのエントリを拝見し、当社の正面玄関の入口ドア付近でコートを脱いでいた学生さんを思い出しました。

ビジネスマナー上はNGでも、室内でコートを着るよう勧めるのはとてもハートフルな対応だと思った。:田中淳子の”大人の学び”支援隊!:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/tanakalajunko/2012/01/ng-3ce3.html

就活生のお行儀:「走れ!プロジェクトマネージャー!」:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/tooki/2012/01/post-1414.html

ビジネスマナー上はコートを脱いで入っていくほうが間違いがないとは思いますが、自動ドアの両サイドに、お寺の仁王像のように左右に学生さんが立っているとなんだかこちらが「すみません」といって通りたくもなるものです。しかもコートを脱ぐのになんでこんなに手間取っているんだと思って見てみるとヘッドフォンのコードを巻いていたり、場所が間違っていないか地図を再確認したりとなかなか直前まで引っ張るものですね。そのあたりは駅から降りたで済ませておかないんでしょうか?

また、以前に一度就職セミナーに手伝いで入ったことがあります。過去にその様子を書いたエントリはこちら。

いまいち萌えない娘と就活でいまいちパッとしない学生の共通項:一般システムエンジニアの刻苦勉励:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2011/02/post-d3cd.html

  • 他社(しかも競合関係)のクリアファイルを堂々と使う
  • 片手にハンカチを持ったままトイレから出てくる
  • ベルトを直しながらトイレから出てくる
  • ペットボトルを片手に持ったまま受付を来訪する
  • こちらから2メートルくらいのところで立ち止まりコート、カバンを整える

これは建物の中で受付をやった際の感想ですので、最後の「コートを整える」というのはそこまでコートを着たまま来た人が多かったんだなぁと思わされます。これはたくさんの人を見る側になってみるとよくわかる話で、一度にたくさんの人にあったときにコートを脱いできた人と目の前でもぞもぞと脱ぐ人を見せられると明らかに前者のほうがすっきり爽やかに見えます。もちろん個々人の技量等の面は考慮されるべきですが、他人から見られたときにどうかというところを意識できているというのは社会人としてひとつのスキルを身につけているとも考えられます。

(なお、すべての会社が未来永劫に見た目を重視したほうがいいと言っているわけではなく、現時点では日本の多くの会社では他者からの見た目に配慮できる人のほうが対外的にスムーズに仕事をしやすいと考えられるという意味です。30代前半の私ですらこのように感じるのですから、意思決定権限を有する人に多い年配の人となればもっと他社への配慮を重視する傾向にあるといえると思います。そんなくだらないことで才能のある若者が日の目を見られない社会なんてつまらないかどうかという議論は本エントリで議論したいことではありません。)

自分が受付をしているときはさすがに「コートは脱いでおいで」なんていうのは難しいものですが、普通に一社員として出社しているときには軽く一声「お行儀」を伝えてあげたほうがいいかなと思いました。

しかし50メートルくらい手前でクリアファイルに挟んだ当社のロゴ入り地図を見ながら前方不注意で歩いている学生さんを見たときはどうしたらいいんだろうか(笑)

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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