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先日23区内のあるホテルのロビーに入りました。そのホテルの1階でリムジンバスのチケットを買い、羽田空港の「空の日フェスティバル」に遊びに行くためでした。

リムジンバスに並んでいる間、中国系と思われる旅行者ご一行様が賑やかにしていたのですが、私の前に漢字がいっぱい書かれた旅行パンフレットを持っている方がみえました。恒例によりこの方々は並んで待つことなんてしないのですがそれはそれとして。

(というか時間が来れば乗れるバスに並んで待っていた自分のほうがおかしいかもしれません。そのかわり窓際に座れましたが。)

パンフレットを見てみると、まさしくそのホテルについての写真と説明らしいものがギラギラと豪華絢爛に書かれていました。私の感覚としては、そのホテルは悪くはないものの決して憧れるほどのポジションではなかったため、パンフレット上での扱いに驚きました。マイクロソフトのプレゼンかと思うほどのギラギラぶりでしたから。

そのとき私が驚いたのは、日本と中国の経済格差についてということではありません。日本のホテル界ではある程度の序列が既にできあがってしまっており、それを覆すことはなかなか難しいと思われます。しかし海外に目を向ければそんなことはなく、向こうの旅行代理店と組んでイメージをリセット出来るのではないかと感じました。

もしこの作戦が成功し国内で力を蓄えたホテルが中国進出すれば、日本ではなんともないブランドのホテルが上海あたりに高級ホテルを建てることがあるかもしれません。そこまでいけば日本国内にも好影響が出てきて序列を書換えてしまうなんていうことも考えられます。

最近大里マリコさんが中国語のWebサイトについて何本かエントリを書いておられますが、ホテルだけでなく多くの業界でローカライズされたWebサイトの作り込みが増えてくるのではないかと思いました。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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