« 2009年8月6日

2009年8月8日の投稿

2009年8月10日 »

2009年の神宮花火大会の鑑賞会に招待されて行ってきました。

打ち上げが始まる前、遠藤社長からの挨拶がありました。私が参加した会場は「プレス・ブロガー会場」だったのですが、てっきり記者の方しか認識されていないと思いきや「ブロガーの皆様」というお言葉もあり、ブロガー陣のムードが高まります。

SBSH0014

ウェンディもお出迎え。いつもいつもお利口にしていて偉いな(ウェンディちゃんもトレーナーさんもすごいな)と思っていたところなんですが、人間向けに用意されていた軽食に野生を取り戻しかけるウェンディちゃんも見ることができました。

hanabi_1

私のケータイではうまく取れなかったので見ている人々の様子をこちらに。

SBSH0015

二次会(有志)ではこんな珍しいショットも。iPhoneも並べようと思ったのですが、これを撮影したのがiPhoneですので写っていません。

hanabi_2

 

この機会にPRってなんだろうと考えてしまいました。会場に向かう駅で「駅の出口は町の入り口」という広告がありました。東京メトロが駅広告を売るための広告です。いわゆる「広告の広告」ですね。

普段はあまり気に留めることがなくて、マナー広告やポケモンラリーなどのイベントの告知なんかのほうが目にとまったりします。「とりあえず出しました」的な企業広告や製品広告はあまり意識されないものですが、オラクル青山センターの最寄り駅である外苑前のオラクル社につながる出口ではやはりオラクルの広告に注意が向きます。旅行に行ったときには新幹線の窓から見える「スーパードライ」の広告に目が向いてしまったりと、その人々の意識に合った広告が出せると効果があるようで、そういった意味ではその時々の状況にあわせて広告を出せるデジタル系の広告は有利と言えそうです。朝は英語の広告、帰りはビールの広告、などなど。

他のブロガーの方も書いていたのですが、花火の協賛が思ったよりも注目されていました。花火というアートはテーマがあるようでないような伝わりづらさがありますが、協賛企業を見て花火を鑑賞すると「コーポレートカラーだね」とかそういう予想がついて見やすくなります。美術館でよくわからない絵画があるとついついタイトルを見てしまうというような気持ちに似ているかもしれません。その点では花火会場にものすごい人が集まるのを見越して看板系の広告を出すよりも、たった数十秒の花火に5秒くらいの協賛企業名の表示を出すほうが有利そうです。

チャタムハウスルールで開催された二次会(参加者は明かせませんが)では「あれだけの企業、ブロガー、記者を別の方法で集めるとしたらどれほどの労力がかかるだろうか」という話が出ました。しかもブロガーが招待の対象に含まれたことにより、「私の知り合いの○○さんもいいですか?」という横の広がりもあったことと思います。自ら大きなイベントを起こすわけでなく、何かのきっかけを使って人と人が集まる場所を提供する。しかも今回はオラクル社の事業内容とぜんぜん関係のないテーマでしたが多くの人が集まり、私も初めてお会いする方と挨拶する機会を数多くいただきました。

twitter、Ustream、iPhone、ポーケンなどなど新しい技術、サービスにより人と人が知り合う方法はより多様になってきています。そういった中で改めて「駅の広告」「花火の協賛」「花火を一緒に見る」というアナログな方法がとても大きな成功を収めたことは、こうしてインターネットの片隅に書き留めておいても損はないように思います。

yohei

« 2009年8月6日

2009年8月8日の投稿

2009年8月10日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
yohei
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ