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受けてきました。例年と比較して疲労感が少ないように感じます。それは3回目だからかもしれません。今年こそ受かるぞシステム監査。
- 午前が2分割されたこと
- 午後1が3問選択から2問選択になったこと
- 論文の設問2と設問3が1400字「以内」になったこと
あたりが効果的だったようです。
午前1
高度試験の午前試験は高度で共通の午前1と各専門ごとに異なる午前2に分割されました。午前1は難易度が上がったように感じましたが、重箱の隅をつつくというか、クイズ王決定戦的な問題が増えたように思います。これは非常に難しいところで、単純に問題数を増やすと過去問対策ばっちりの暗記派が有利になってきてしまいますし、毎年異なるような問題を出そうと思うとマニアック度が増していくことになってしまいます。いずれにせよ試験対策をあまりしていないけれどもその道ではバリバリと活躍していらっしゃる人が損をしやすい形になってしまうので、いずれはオラクルマスターのように何が出るか個人で違うような形式に持っていき、その人となりに合わせた試験を行うのがベストであるように思います。
午前2
その道の専門を極めようとしている人に対しては簡単すぎるのではないか、という問題が多かったように思います。2chで自己採点を報告していらっしゃる方はよくおできになっていた様子でした。
午前で出て焦った問題
- NAPT
- TLO
- MPEG-1(2とか4と混乱する)
- サブネットマスク255.255.255.128でルータがうんたらかんたら
- 共通フレーム2007(これは理解不足だった。見直しておこう。)
- ITに係る全般統制(さりげなく間違えちゃいました。ははは。)
午前1と午前2では試験時間が短いからか途中退室が認められません。自分は問題を解くのが早いほうなので午前は必ず途中退室して休憩していました。午前1と2の間に休憩が30分とれるのであまり気になりませんが、お弁当を買い忘れたり睡眠時間が足りないという場合はこれまでよりもきついかもしれません。
午後1
旧区分でいうところのアプリ・プロマネ・アナリストではあまり問題文があいまいで困った経験はありません。特にアプリ・プロマネは固くできていると思います。ところが監査は問題文が”緩い”ように感じます。たとえば「ログインできない」という表現がありましたが、それは契約上ログインが許されていないのか、それともアクセスコントロールによりログインが制限されるのかが全然わかりません。完全に想像です。こういったところでどちらと解釈しても最終的に正答を得られるならば文句はありませんが、もし落とされたりするならば怖いですね。
もしこの文がこういうように解釈できるとしたら、こうなるであろう、というような答えがでてきてしまうのは精神的にもよくありません。自分としては業界常識としてどちらがよくあるパターンか、ということを判断基準としていますが模範解答を見て裏切られたこともあります。日本語の文法レベルの判断を問われるのはちょっと筋違いではないかと。新制度で改善されるかと思ったのですが改善されませんでした。
問題のボリューム感はずいぶん減ったように感じます。以前は90分で大きな問題を3問だったのが90分で2問になりました。1問ずつのボリュームは増えましたが、集中して取り組むことができるので楽です。感覚論ですが、4問から2問選ぶよりも3問から2問選ぶくらいでもいいのでは?と思いました。それよりも日本語の解釈が微妙な点を何とかして欲しいものです。
午後2
昨年B判定だった論文試験です。これまでは設問1が800字、2と3を合わせて1600字以上、3200字以内だったのが、2と3はそれぞれの記述欄が分割された上で700字以上、1400字以内となりました。アンケートのような形式の担当業務記述欄はそのままです。自分はSaaSを持ち出したのでWebか?と悩むところがありましたが、わざわざ「その他」として書くほどでもないと思いWebにしておきました。ここで「クラウド」というのがあったらかっこよかったのですが。
内容についてはあまり変化を感じませんでした。設問1で概要、2で具体的なリスクなどについて説明し、設問3ではそのリスク対策を書くという流れです。なんとかう2が多めで3が少なめというイメージでこれまでやってきたのですが、(少なくとも旧アプリ、プロマネ、アナリストの3はオマケ的ポジションだった)今回は2と3を同量に、対応づけてみっちり書きました。1000字ずつくらいだったと思います。
これまでは上限が3200字あり、達する可能性はほとんどゼロに近いものでした。それが1400字以内というのは思ったよりも少ないラインであり、設問3に書いたほうがいいものを設問2の結びに含めたりすると焦ることになりそうです。
それにしても公式サイトで公開されるPDFが画像データなのはなぜなんでしょうか。実は汚れに見えてステガノグラフィー技術が駆使されているのでは、と思ってしまいました。ではまた来年!
世の中の流れが早くなり、期初に意気込んでかった手帳のリフィルが無用になることも。
凝ったリフィルは意外と高いもので、生活スタイルに合わないものを買ってしまうともったいないものです。見開き2週間のリフィルを買ったと思ったら部署がなんでもかんでも共有スケジューラに入れる方針で二重管理が面倒になって見開き1ヶ月に戻ってしまったりとか、会社からiPhoneを買ってしまって手帳に書き込むのがプライベートの用事ばかりになって土日重視のリフィルが欲しくなったりとか、手帳で管理する比重が高くなって見開き1週間が欲しくなってしまったりとか、何かと動きが読めないなんていうことがあるんじゃないでしょうか。
そんなときにはリフィルを印刷するソフトがあると便利です。amazonでも最も安い部類のリフィルは1ヶ月見開きで420円、1週間見開きで840円です。フランクリンプランナーだとウィークリーで3500円。デイリーで4500円です。
すべて自作で頑張るなり、リフィルを印刷するソフトを買ってくるなりして自作すると、無地のリフィルはだいたい50枚で200円とかです。100円ショップだと70枚で100円ですが。それを買ってきて自作すると、上で言ったような生活スタイルの変化に伴うリフィル交換のリスクを低減できます。
自分の場合は年間スケジュールを印刷しておき、個別では3ヶ月先までしか準備しません。それより先で予定が埋まることは滅多になく、またそのレベルであれば年間スケジュールにメモができます。今のところは会社のスケジュールはほとんど会社のシステム任せですので、見開き1ヶ月で管理しています。ですので平日重視スタイルにする必要はないんですが気分的に平日重視スタイルにしており、月曜始まりです。あとは誕生日など変わらない記念日は事前登録しておくと勝手に印刷されてくるので失念がありません。
フランクリンなどを個人レベルで真似して印刷することは許されるのかどうかわかりませんが、ひとまず欲しいと思わないのでやっていません。ただなんとなく名前入りのリフィルってかっこいいかと思ってやってみたら中二病っぽくなってしまいました。確かに手帳側に名入れがあるのは見かけますがリフィルに名入れされているのはなかなか見かけません。
注意が必要なのは顔料インク対応のプリンタでないと汗や雨で罫線がにじむ可能性があることです。もともと水性ペンや万年筆が好きな人は十分気をつけて使うと思いますが、そうでない方は家庭用プリンタが水にとっても弱いことを認識した上で使わないと夏場にメモとってにじむばかりか手が真っ黒ということもありますのでご注意です。本当はレーザープリンターで印刷できるといいんでしょうけど、普段仕事で使っているカラーレーザーでは白く見える部分にも定着オイルらしきものがつくことがあり、メモしづらいことがあるんですよね。白黒レーザーだと土日がわかりづらいですし。そういうことを考えるとやっぱ本物の印刷製品は優れているなーと思います。
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