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NHKによると首都圏の約150の駅で今日の始発から自動改札が動かなくなっているとのことです。鉄道の運行自体には影響がないそうです。

鉄道会社をまたいで不具合が発生しているとのことです。私の最寄り駅は大丈夫でしょうか。

自動改札の機械自体はプロジェクトXでも取り上げられた古い機械ですし、集団で故障するとも思えません。新しいシステムであるSUICA/PASMO絡みでネットワークを介した大規模な障害なんじゃないかと個人的に想像していますが、ひとまずこれから会社に行きます。

yohei

日本一大きい記憶容量を冠した会社名は株式会社エクサバイト日本エクサバイト株式会社であるようです。

(昨日のエントリ)
「日本一大きい会社名」はエクサバイト

それでは小さい記憶容量は、というと1バイトはそれ以上分割できません。今日のところは小さいSI接頭辞で検索してみることにしました。帝国データバンクTDB企業サーチというサービスを利用しました。

結果

検索対象 結果 URLなど
デシ ×
センチ  ×
ミリ  × 
マイクロ  ◎◎◎ 膨大
ナノ  ◎◎ かなり多い
ピコ 多数
フェムト  多数
アト  上手に検索できませんでした
ゼプト 

ゼプトウェア株式会社

ヨクト  ×


というわけでもっとも小さなSI接頭辞を冠した会社はゼプトウェア株式会社でした。会社情報のところには「ゼプトウェア株式会社の名前の由来、ゼプトとは」という項目がありました。

10のマイナス21乗という自然界では極めて小さな量を表す単位です。グローバル化した社会において、ゼプトというミクロよりも小さな「個」の集まりは、かえって巨大な集団や組織よりも、優れた知性と機動力を発揮できるものと、私たちは考えます。

とのことです。ゼプトという言葉の響きも素敵ですが、名前の由来も格好良いです。

デシやセンチやミリは日常的によく使う単位であることもあり、社名にするには普通過ぎるのかもしれません。マイクロやナノはかなり多くの企業で採用されていました。単純な文字列検索ではマイクロで300社、ナノで100社以上の企業名が登録されていました。マイクロと言えばマイクロソフト社が有名です。そういった成功した企業にあやかるという思いがあるのかもしれません。ナノと言えば「ナノテクノロジー」という技術が注目を集めています。今年のノーベル物理学賞となった巨大磁気抵抗効果(GMR)もハードディスクの記憶密度の向上に革新をもたらした微細な世界の技術です。これからますますナノ某という会社が増えるかもしれません。

大きな数というのは色々と思いつくのですが、小さい数はプランク定数ディラック定数くらいしか思い浮かびませんでした。株式会社プランクという会社があるようなのですが、特にプランク定数との関係は見当たりませんでした。株式会社ディラックについては、パソコンパーツ屋さんと、排泄物を灰にする下水施設が不要のトイレの代理店が見つかりました。

子供の名前というとあまり自由すぎる名前は遠慮されますが(最近はそういうことも無いみたいですが)会社の名前は横文字でも長い名前でも色々変わった名前が許されます。まだまだおもしろい会社の名前がたくさんあることだと思いますが、会社に使われる接頭辞で、大きい単位はエクサ、小さい単位はゼプト、ということがわかったところで調査を終えたいと思います。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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