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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2008年4月6日

2008年4月7日の投稿

2008年4月8日 »

仕事での直接の経験ではありませんが、FOXで放映されている「HOUSE」という番組をかなり気に入っていて、欠かさず見ている中でいろいろ考えさせられることがあります。

番組は、今はやりのシーズンもの(24やCSIと同じようにシーズン1からはじまり、それぞれ数十話で完結し、設定を変えて次のシーズンに移るというもの)で、GREG HOUSEというかなりの扱いにくいが非常に優秀な医者が、運び込まれる患者の中で普通であれば見落としてしまうような兆候から、隠れている難病や原因を特定し、患者の命を救うという番組です。

いろいろ考えさせられることを数回に分けて書いてみようと思いますが、まず1回めは症状や病気の原因の特定方法です。医者と言えども経験と知識に依存する部分が多くあります。患者の症状や訴えていることを総合した場合に、可能性の高い原因と低い原因が考えられます。例えばAとBという原因(病気)が同時複合で起こる可能性は低いとしても、症状から論理的に考えられる解である場合もあります。通常であれば、同じ症状でも、確率の高いものを疑い、半ば断定的に原因を特定してしまいますが、この番組で(デフォルメされている、または物語だからできることかも知れませんが)HOUSEが取るアクションは、考えられる要因をすべて疑い、確率が低くとも徹底的に確認することを指示します。

時間の制約、工数の制約等があり、すべての物事について考えられるすべての原因をしらみつぶしに確認していくことは不可能な場合が殆どだと思います。しかし、その一方で「可能性が低いから調べない」という方法にも、かなり恣意的なものが含まれるのも事実です。可能性が低いかどうかということも、主観であったり、限られた経験の上での判断であり、実際には可能性が高いと考えるものと同等の発生リスクである場合もありえます。

様々な問題の原因を特定する場合には、原因として考えられるものをすべて洗い出すことが必要です。その作業では、「これはありえない」という判断を下し、原因から除外する前に、一度きちんと洗い出すという作業を論理的に行う必要があります。その上で、「可能性」の問題に移るわけですが、そこでも一見論理的に見える「可能性が低い」という判断に関しては、客観的にかつ論理的に検証を行う必要があります。

多くの事故やミスの発生原因は、この「可能性が低い」、「これはありえない」という理屈の上で成り立っているプロセスや行為に起因するものが多いと思います。そういった意味でもHOUSEを観て、原因を特定していく方法に関して、自らのアプローチを含め考えさせられます。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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