IT業界のマーケティングを問う:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) IT業界のマーケティングを問う

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2007年11月29日

2007年11月30日の投稿

2007年12月3日 »

自らが知識や経験を蓄積していく時に、その理解や応用力が一番強くなるパターンは自らが考え、行動して、経験した結果です。このことを考えると、たとえ資料を作成する仕事であったり、プロジェクトを管理する仕事であっても、指示や手順に従って作業を行うことよりも、何をどのように行うべきか悩んで、試行錯誤を繰り返すことが力の蓄積のために重要な経験となります。

しかし、その一方でプロジェクトや仕事で、そんなに悠長なことを行っている暇はありません。そのため、短期間で効率よく仕事をこなすために、管理者・マネジャーの指示、フレームワークなどのいわゆる雛形を利用した仕事に走ってしまいがちです。

理想と現実は必ずしも一致はしないわけですが、その中でもフレームワークや指示そのものの意味を的確に伝えること、そしてあえて全部を提示せずに考え方とヒントだけを与え、限られた時間でも考えさせることが重要な要素になります。このようなことが出来るプロジェクトも限られますが、それ以上に自分も含めて考えさせることが上手なマネジャーは皆無だと思います(考えさせるほどポケットがあると、どうしても結論主導になってしまいがちですね)。

そのため、最近では自分なりに考えて、経験して体得することを心がけるために、過去のプロジェクトや資料をもう一度見直すことをします。そのときには目いっぱいで、全然気が回らなかったことであっても、改めて時間を置いて客観的に見てみると、資料だけでなく行動を含めて最適解を考え直すよい機会になります。

通常では、新しいプロジェクトで過去の資料の利用できる部分を利用しようということはよく行われますが、プロジェクトをもう一度見返してみるということはあまり行われないのが現状です(社員発表などで表面上やっているようにも見えますが、殆どの場合単なる形だけの世界です)。目の前の仕事を考え、失敗を繰り返すことができないのであれば、過去のものを見返す、これが現実的にできる最良の知識・経験の蓄積ではと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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