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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2007年8月2日

2007年8月3日の投稿

2007年8月4日 »

最近出版された本でタイトルが気になったので購入した本に「父子消費」という本があります。”母娘消費”の本も、数ヶ月前に出版され、マスコミの炊きつけもあって一種のトレンドのようになっていましたが、父子消費も消費トレンドを決める上では結構重要な位置を占めていると思います。

この本では、基本的に具体的に起こっている事象、そしてデータなどによる傾向の分析をもとに、特定消費セグメントとしての父子関係による消費をあぶりだそうとしています。

”母娘消費”の場合には、あきらかに親と子供がお互いに影響しあい、ファッションのように表に出る消費活動をするものを取り上げています。その一方で、”父子消費”では、もっと物心が付かない段階も含めた、子供にかける消費という行動の中で、父親の占める意向、消費の実態を指している意味で、単に”母と娘”に対抗して”父と息子(または娘)”という構図での消費セグメントを指しているわけではありません。

この本を読みつつ思ったことは、「自分の趣味で、子供への投資傾向を決めていく」という構図は、特に子供が小さいうちにはよく起こりますし、確かに口を出す家庭では男親が玩具、旅行先、その他に対して決定権を持っていることが多いと感じます(あくまでも、いろいろな売り場等で観察した結果でしかありませんが)。これは、一種、親が子供を使って自分のやりたかったこと、やりたいことを実現しているという、ある意味で自分勝手な行動かも知れないと自ら反省しました(我が家も、子供のやりたいことでなく、自分のやりたいことに子供を付き合わせることが多いので)。

一方で、生活スタイルで取り上げられている「仕事や会社より子供との時間」という部分に関しては微妙だと感じます。確かにそのような傾向は以前に比べ強くなっていますが、どちらかと言えば「仕事に集中する時と、オフの時間を切り分ける」といった傾向のほうが強いように感じられます。

結局のところ、お金も時間も余る時代になり、子供のころの欲求を実現している親が多く、その傾向が特に強いのが父親ということではという気がしています。そして、これは大人になり物理的・金銭的制約が無くなるとともに強く出てきて、これからの子供も大人になると同じような傾向を示すのではと思います。但し、私たちの年代が子供の頃に思った、”こんなことしてみたい”というものが残っていればの話になりますが…

つるた

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プロフィール

鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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