IT業界のマーケティングを問う:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) IT業界のマーケティングを問う

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2006年11月30日

2006年12月1日の投稿

2006年12月2日 »

システム開発や業務開発を進めていく際に、通常方法論(Methodology)を活用してプロジェクト全体の計画や仕様・作業・成果物の管理を行います。特に、大規模になればなるほど、全員が理解する共通の管理テンプレートの一部として方法論に定義された作業アプローチそしてアウトプットをベースに作業が実施されます。

方法論に精通し、その活用を効果的に行うことを得意とする人をメソドロジストと言います。

ある意味で、プロジェクトを形成(フォーミング)するためには貴重な存在でもあります。その一方で、方法論に固執することで、状況に応じた柔軟な対応ができない側面も併せ持っているため、使い方によっては非常に危険な場合もあります。

メソドロジストまたはその志向が強い人が陥りやすい傾向としては、方法論に基づいた成功体験に縛られやすく、新しい試み、特に方法論を逸脱して計画や作業を実施することや、新しい方法論を生み出すことに対して抵抗感を持つことです。その結果、状況の変化への対応だけでなく、新しい仕事のスタイルに適合したり、顧客の思考ルールに則った作業の実施が困難になります。

メソドロジストは非常に重要な類型である一方で、忘れてならないこととして、状況対応力を持つ努力をすることです。特に方法論ありきでなく、方法論を一度捨てて、最適な方法を考えてみること、そしてその後に方法論で整理を行う作業を常に心がける必要があると思います。

特に方法論に準拠することを求められる大企業で仕事をする場合には、意識して会社のルールから逸脱して考えてみる努力が重要だと思います。また、お客さまも提示される方法論が最適であるか疑ってみることが、効率よく作業を進めるためには必要だと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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