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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2006年10月15日

2006年10月16日の投稿

2006年10月17日 »

小さい会社というよりも資金力の無い会社、そして営業的に弱い会社がブランディングやプロモーションを行うことは、結構大変なことです。打つ手が限られている中で出来ることといえば、広報やアライアンスというお金のかからない手段に頼らざるを得ません。

ここ数ヶ月いろいろなケースを見てきましたが、その中で感じたことをいくつか書いてみたいと思います。

  • アライアンスは目的を明確に共有し、同意されていないと機能しません。特に大手とのアライアンスの場合には、小さい会社が考えるほど相手は大きなこととは思っていないことが殆どです。とりあえず取り扱い製品や、インテグレーションの協業会社として名前を載せ、社内に告知する程度になることが殆どです。大手の場合には、相手の組織(どの部署と話すべきか)と動き(何ができるのか、したいと思っているのか)を良く理解しない限り、名前だけのアライアンスになる可能性が高いです。それでも、大手とアライアンスを組んだ場合にはある程度のネームバリューは上がりますが…
  • 広報だけに頼るプロモーションは厳しいです。あまりにも沢山のリリースと情報が氾濫していますので、記者の方々がプライオリティを設定される際に、話題性を持っている必要がありますし、さらに市場に流れる情報があまりに多いため埋没する可能性が高いです。広報活動は重要ですが、その性質からしてプロモーション手段として広報に過度に依存することはやめるべきだと思います。でも、新聞やWebで扱われると認知は向上はしますが…
  • じゃ、お金をかけますか?という問いに対しては資金力からしても非常にネガティブにならざるを得ません。特にセミナーの様な単発ものであれば、集客も大変、リードにもつながらない、何かと細かな出費がかさみます。雑誌広告とか論外になりますね、この理屈では。

それではどうしたら良いかと頭を悩ませた結果、できることをもう一度洗いなおして考えをまとめてみました。

  1. まず、話題性や網羅性(ソリューションの網羅性)をもってアライアンスを構築する。その際に大手ではなく、同規模の企業でソリューション領域で補完関係(場合によっては競合でも良いのでは)にある会社を数社集めて、大きな絵を書き上げる。同時に、営業やプロモーションに関して、リソースを共有する仕組みを作る。
  2. その後、大きな絵をもとに、まとまって広報活動を行う。
  3. セミナーまでやら無くてもいいが、比較的投資対効果の高いWeb系の媒体に、宣伝では無く、ホワイトペーパーや記事広告をアライアンスとして出稿する。

という流れでプロモーションの形が出来上がると思っています。すべて2番煎じの手法なのですが、一連の流れを作り小さな企業が同じ目的で協業することで、単独の会社に無い力を出すことができ、かつアライアンスから広報、そしてプロモーションまでを一連のキャンペーンとして設計することが可能になります。

また個別にプロモーションを行うよりも、コストもセーブできるだけでなく、有機的に複数社の資源を活用できるため、小さな会社には大変助かることだと思います。各社が自ら、全てをセットアップしていくことは難しいと思いますので、自分の会社でも企画を立てて、メンバーとして参画したい会社を募る形で、小さな会社のプロモーションを促進させていきたいと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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