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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

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2006年8月16日の投稿

2006年8月17日 »

「情報システム子会社の話はもう既に古いネタ」という概念が、一部にあるようです。IT業界での話題性で捕らえると、確かにあまり目新しいことは起こっていないように映ります。

しかし、親会社からの様々なプレッシャーを含めて厳しい状況にある情報システム子会社各社は様々な生き残り戦略を展開しています。最近お仕事にからめて、上場企業を含めた大手企業が「情報システム部門を子会社化しているか」、「子会社化された情報システム部門の経営戦略はどのようなものか」、「資本、取引先、売上はどのように変化しているか」を調査していました。結果からいくと、

  • 独立に成功している会社
  • 既に手を打ち独立独歩の道を歩んでいる子会社
  • 大手SIの資本参入により、経営的にある程度切り離された子会社
  • 外販・独立を目指してがんばっている子会社
  • まだまだ親会社のみ(または親会社中心)で外販志向の薄い子会社

という5種類に大別できますが、「外販・独立を目指してがんばっている子会社」、「まだまだ親会社のみ(または親会社中心)で外販志向の薄い子会社」が大部分を占めています。しかし、数年前、同じことを簡単に調査したときと比較すると、「外販志向の薄い子会社」の比率は減ってきていますし、一方で「大手SIの資本を参入」が増えてきていることが目立ちます。

CIOマガジン(だったかな?)でITRの内山さんが情報システム子会社のロードマップを描いていましたが、まだまだ多くの企業はスタート地点でもがいている状況だと感じます。

市場を見てみると、大手SIを含め限られた市場に多くの企業がひしめいています。その中で今まで親会社を中心に仕事をしていた企業が、外販中心になることは結構難しいとは思います。例えて見ると、1年間に10億売り上げていた会社が、その規模のまま外販比率を50%にするためには、年5億の外販を事業として成立させる必要があるのです。SI会社を起業した人が近くにいるとよくわかると思いますが、売上5億の会社を作るのって結構大変なんですよ。

また、一方で情報システム子会社にスキルが残っていないことも課題として挙げられます。システムは下請けに回してしまい、業務スキルも蓄積されず、プロジェクト管理や情報システムの計画管理のスキルでも最悪でも残っていればと思いますが、あまり蓄積されていないところが多いようです。

その結果、大手の資本参加ということで、実質売却してしまうのでしょうか・・・

今一度、情報システム子会社のありかた、外販志向について考えて、何度かエントリしてみたいと思います。この件に関しては、いろいろな会社が様々な状況に置かれていると思います。現状を伝えるコメントや、前向きなご意見をお待ちしております。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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