« 2007年12月28日

2007年12月29日の投稿

2007年12月30日 »

28日18時から、第8回OBII(Otemachi Business Innovation Institute)ミーティングに参加しました。「突き抜けろ!限界論」というタイトルは勇ましかったのですが、盛り沢山過ぎて、パネルやパネラーの限界を感じるイベントだった、と思います。社会人経験の浅い方には、刺激を与える部分もあったかと思いますが、限界ということに関する切実感はなかったと思います。以下、参考になった部分など。

第一部は、日本型マネジメントと組織。
産学連携のお仕事をされている田畑さんは、スモールビジネスの話をされていました。テレビを見ない、食べ物に気を配る、という視点は面白かったと思います。NTTドコモからMixiに転職した原田さんは、脱物質主義を強調されており、その部分に関しては共感を覚えました。ただ、社会構造的で演繹的な話が多く、世の中のことは全てお見通しモードでした。それだけ物事が見えていると、ドコモを退職するという決断になるのかな、と思いました。石黒さんの話は、一番現実感のある話で、エンジニアの重要性やオープンソースの思想を取り入れることに関しては、首肯できる意見でした。

第二部は、ブログ。
結論は、気楽にやるという、たわいも無い話でしたが、女子大生ブロガーのはあちゅうさんのストレートな発言がとても印象に残りました。ネットの世界でブロガーで生き残るには、素の自分を出すスキルが必要かなと思いました。サイエンスライターの内田さんの視点も新鮮で、女性の感性をいかに取り込んでいけるかが、限界突破につながるのかな、と思いました。小飼さんの切れ味は、イマイチでした。

第三部は、メディアとプラットフォーム
山本さんの話は、経験を踏まえた含蓄のある話で、啓発されるものがありました。徳力さんは、パネラーなのにコーディネータになっていました。森さんの話は、奇を衒った感じですが、よく考えると内容のない話でした。佐々木さんの冗長な表現は、野村総研なみに賞味期限の短いキーワードにしか聞こえませんでした。

全体的にネット偏重の感が強く、ネットだけが変わってもたいして世の中変わりません。ネットの浸透でグローバル化は進む訳で、アメリカのプラットフォームに乗っていることは限界でもなんでもなく、そういう了見の狭さが問題なのかな、と思いました。ダイバーシティに関するエントリーでも述べましたが、異質のものを受け入れる寛容さが次代の革新力を育んでいくものと思います。11月のRTC(ブログ限界論)に比べると、数段格落ちのミーティングだった、と思います。

tsuji2005

« 2007年12月28日

2007年12月29日の投稿

2007年12月30日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

辻 俊彦

辻 俊彦

ベンチャーキャピタリスト。専門分野は、メディア系、ITサービス系。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
tsuji
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
最近のトラックバック
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ