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ベンチャー企業の成長について、現場で思うこと

送料無料にしても客単価は下がらない、全品送料無料キャンペーン

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ネットショップの売上増加策は、なかなか悩ましい問題です。
PVを増加させる、転換率を上げる、客単価を上げる、
それぞれにいろんな方法があり、
広告を打つ、懸賞を出す、回遊性を上げる、リンクを張る等々、
どれが有効な手段なのか、悩むところです。

いろんな会社でいろんな策を仮説検証してみましたが、
総じて、巧妙なSEOやHPのリニューアルよりも効果があったのは、
送料無料キャンペーンでした。

買う商品の値段には納得しても、送料がかかるとなると
実店舗での購入との差を感じてしまうようです。
携帯電話の料金に無頓着な人が駐車料金やタクシーメーターに
敏感なのと似たような感覚かも知れません。

扱う商品にもよりますが、効果の出ないSEOにお金を使うより
購入者に還元できる送料無料は試してみる価値のある施策だと思います。

全品送料無料!! 開始!!

一般的には、2000円以上送料無料とか、金額の縛りを設けているお店が多いです。
確かに200円、300円の買い物に500円の送料では大赤字になってしまいますし、
1800円で止めようとしたお客さんが、余計に買ってくれる可能性が高まります。
しかし、実際は送料無料にしても客単価は思いの外、下がりません。
送料を得した気分のお客さまは、普段以上に多く買ってくれます。
ショップ運営されている方は、SEO業者に払っているお金を購入者に還元してみてはいかがでしょうか?

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