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インターネットというのは、拡散するメディアである。には、いろいろと気づきを頂きました。
「つまりブログの集合知は集約しないのだ。集約しないから、それは世論形成プロセスへと結びつかない。世論形成というのはたとえば多数決や投票、世論調査、マスメディアの社説といった集約的なプロセスへとつながることによって初めて、ポリティカルパワーとなる。」
ブログが持つ個人の世界と世間・世論との関係に関しては、いろいろと考えていましたが、集約的なプロセスの有無という視点は、なるほどと思いました。
「従来、人々の行動の結果として生成されたり、得られたりするオブジェクトこそが収益源であるというのが常識だった。しかしGoogleは、行動の「結果」ではなく「過程」こそが収益源であるということを提示し、これはネットの世界においては衝撃的なコペルニクス的転回だったのである。」
確かに、行動プロセスを収益源にできるのであれば、行動(検索する、メールを書く、文書やスプレッドシートを作る、ブログを書く、ブログを読む、動画を観る、ニュースを読む)を促すツール無料で提供するビジネスモデルが成立します。
「拡散していくインターネットをどこかで集約させることによって、何らかのビジネスへとつなげようという考えがあちこちで生まれてきている。集合知をプロダクトに結びつけようとしているのである。」
ウィキノミクスモデルが今後重要であることは、このことからも明らかであるようです。
拡散していくだけのインターネットの「世界」を、いかに集約し「世間」として成り立たせるかが、今後のビジネスの鍵になると思います。SNSはそれぞれの「ムラ社会」をオンライン上に成立させてビジネス化しました。OpenSocialの動きは、「ムラ社会」を「世界」全体の中で捉え直し、より大きな「世間」として成立させていく試みだと思われます。
コメントでストーリーが変わる 日テレのブログ連動ドラマは、クロスメディアの視点から楽しく読めました。単なるクロスメディアということではなく、細かくアイデアが練られている感じでした。
「ドラマの主人公である30代のOLが遠距離恋愛に悩む様子をつづり、それに対するコメントを募集する。ブログは毎日更新されるほか、日記の内容に対応した動画も10数本配信する。」
ドラマに厚みを増す感じで、単なる番外編というよりは、ブログ小説の動画プロモーションという感じです。書きながら反応が聞けるのは、ネットならではですね。
「視聴者のコメントなどを参考に、ブログでつづられた内容とその後の展開を描いた前編を制作。後編のエンディングは、前編放送後に寄せられたコメントを見て内容を決めるという。」
ドラマのシナリオを視聴者参加型にするのは、韓国が有名ですが、その親近感が韓流ブームを起こしたことも事実です。
「携帯をドラマの中で使用するほか、NECの携帯で撮影した動画を主人公のブログで配信する。またドラマをモチーフにした壁紙などNECの携帯向けコンテンツも提供する予定。」
単純なプロダクトプレースメントに比べると、プロモーションも視聴者参加型ですね。
「結末を投票では決めず、99対1でも心を動かされるコメントがあればそちらを選ぶ」
ブログを生かすポイントがここに集約されていると思います。優れた意見を取り入れればいいわけで、多数か少数かは関係ありません。
「先が見えないので、アイマスクとヘッドフォンをかけられている気分」
電波少年のプロデューサーに向けたコメントとしては秀逸ですね。
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