« 2011年11月15日

2011年11月16日の投稿

2011年11月17日 »
 

当社サイトでも告知を出しましたが、来る12月15日、16日に、本年最後のアップルジャパン本社でのセミナーを開催いたします。参加対象は、

iPadの導入を検討されている企業の導入ご担当者・意思決定権をお持ちの方
導入に関してアドバイス、コンサルティングを必要とされている方。
*エンドユーザ様向けのセミナーになります。

となっております。各日50名となっておりますので、お早めにお申し込みください。

アップルサイトの告知

 先日、導入にお悩みの企業様、お困りの企業様のために、当社の新サービス「スマコン」を発表させていただきましたが、なかなか他社がどのように導入しているか、という実態は分からないものです。ネットで調べてみても、導入台数とか、営業マンが持ち歩くといった情報はあるのですが、社内システムとの連携はどうやっているのか、導入時に課題になったことはなにか、といったことはなかなか分からないものです。

 今回は、多数の事例と共に、各社の活用内容、また課題など、時間いっぱいお話しさせていただく予定です。ぜひおいでくださいませ。お申し込みは、このPDFをダウンロードし、ご記入いただいたうえで、FAX(03-5334-8619)くださいますようお願いいたします。申込多数の場合は、抽選となりますことをあらかじめご了承のほど、よろしくお願いいたします。

kumaboo

 昨日、大阪で経済誌を発行しているという企業から電話があり、当社を取材したいとのこと。取材のご依頼はときどきあるので、どういったご用件かお伺いしていたところ、「○○○○(元プロボクサー)さんがインタビュアーとしてお邪魔します」と説明されました。ボクシングは、以前はよく見ていましたし、その方のこともよく存じ上げていたので、それはそれでいいのですが、そもそも当社に来られる理由を知りたいんですね。それ相応の資料などの準備も必要だと思いますし。で、以下その会話です。

大木:「当社をインタビューされることになった経緯は?」
相手:「今回は、大企業ではなく、頑張っている中小企業にお願いしているんです」
大木:「えっと、そういう会社ならたくさんあると思うんですが、なぜ当社に?」
相手:「それは民間のリサーチ会社を使いまして御社に決定しました」
大木:「(??)どういう基準で当社に?」
相手:「それは守秘義務がありましてお答えできません」

 ますます混乱しますよね。何をしに来るのか分からないのですが、インタビュアーの元プロボクサーの方の人柄がいい、といったことを延々と説明しているのですが、そもそも何をしに来るのか分からない。で、結局お断りしました。

 その後、なんだかスッキリしないので、それをFacebookに書き込んだところ、加藤恭子さん(マーケティング・広報のコンサルティングをされています)がご自身が書かれたこちらの記事をご紹介いただきました。なんと!取材商法というのですか。Wikipediaにまであって、「取材商法(しゅざいしょうほう)とは取材と銘打った集金システムである。」と書かれています。うげっ!そうなんですね。

 当社は、取材には比較的慣れていますので、どういう準備をすべきか、ということを考えます。また、取材は基本的に無償ですので、当社としても効果のあるように取材していただきたいわけですよね。ところが、こういった「どんな雑誌か分からない」「誰が読んでいるのか分からない」「何を伝えて欲しいのか分からない」という状況では、取材していただいても、当社にとっては時間の無駄にしかならないわけです。

 といったまともなことを考えてお断りしたわけですが、そもそもそういう怪しい商法にマジメに対応していたわけですね。なんだかチカラが抜けたというか。当ブログをお読みいただいている方の中にも、立ち上げたばかりのベンチャーもいらっしゃるでしょうから、聞いたこともない雑誌、経済誌の取材と言われたら、きちんと調べてみる方がいいでしょうね。ま、引っかかりそうになるのは僕くらいなんでしょうけど。(汗)

 気になる方は、取材商法で検索するといろいろ出てくるようです。インタビュアーは、最近は聞かない芸能人、元スポーツ選手であることが多いようです。また、ホームページの取引先には、帝国データバンク、東京商工リサーチといった調査会社の名前があります。普通、ホームページでは見かけないですね。お互い気をつけましょう。

kumaboo

« 2011年11月15日

2011年11月16日の投稿

2011年11月17日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
tooki
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ