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 僕の好きな田坂広志さん。永井さんの先生だと伺っています。僕自身、田坂さんが代表を務めておられるソフィアバンクの立ち上げ時にお手伝いしたことがあり、それがきっかけて田坂さんの著書は何冊か読ませていただき、またお話をお伺いする機会もありました。
 その田坂さんがよく仰有るのが、「仕事の報酬は仕事」ということです。これはどなたが言い始めたのか分かりませんが、いろいろなメールマガジンでも引用されているようですので、ここでは説明を省きます。

「何を言っているんだ。報酬はお金に決まっている」

 それもそうだと思います。全くもってその通りだと思います。ただ、報酬がお金だけでいいんですか?という問いかけが、先の言葉に込められているように感じています。また、「仕事の報酬は仕事」ということを、経営者が言うと社員が反発しそうです。

「給料が上がらないことを誤魔化そうとしている」

 そうならないために、我々コンサルタントを利用したり、社内でワークショップを開催したりして、自らがそこに気づくような仕組みを作っている企業があるのだと思います。

 ただ、「仕事の報酬が仕事だけ」と理解してしまうと、反発するしかないのだろうと思うんですよね。そうじゃなくて、仕事の報酬はお金であり、プライドであり、地位や名誉かもしれない。その延長線に、地位を得ればさらに次の仕事が発生して、もっとお金をもらうために、より大きな仕事を任せられたり、といったことになるんだということですよね。
 これを理解できずに「風がふけば〜」の中を省いた形で、直結しただけで判断すると「違う−!」ということになってしまうんだろうと思います。

 今日は、仕事の話を書いたんですが、カテゴリーはあえて「社会」としました。理由は、これは会社が強制してどうこうなるものではない、と思っているからです。社員、契約社員、派遣社員、それ以外にもいろいろな働き方があるわけですが、仕事をする一人一人の課題だと思うんですよね。
 仕事をしていると、モチベーションが上がるときばかりではないと思います。残業は減らさないといけないけれど、やるべき仕事のボリュームは増えている。自宅からもリモートで仕事が出来てしまうし、休日にも連絡が来る。自分なりにオンオフは切り替えているつもりだけれど、外的要因でなかなか難しい。

 それでも、自分を少し上から眺めてみることで、何か新しいものが見つかったりしないものかな、なんて思ったりします。

 佐川さんの「不況時は『創職』のチャンス」を拝読して、元気をいただいたと同時に、こんなことを考えた朝です。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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